■「今日のことば」カレンダー 2019年4月■
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2019-04-26 |
楽しむ人に、習ってみよう。 まずは何より「楽しんでいる人に習うこと」です。 勉強なら、書店に行って、いろいろな本や参考書を探すこと。 なかには、楽しんでいる人が書いている本や参考書だって、 みつかるはず。 面白さがわかっている人の本なら、あなた自身が 楽しく学習することもできるはずです。 また、あなたが学生なら、楽しみつつ勉強をしている クラスメートと話してみるのも大切です。それだけで、 あなたも楽しみ分かってくる可能性だってあります。(略) 仕事なら、同じように楽しんでいる人が書いている ビジネス書を読んでみること。 そういうものを読むだけでも、 あなた自身、効率よく学習ができるはず。 もしくは同じ分野で、楽しみながら仕事をしている人に 直接話を聞きに行くのもいいでしょう。 わざわざ外へ出かけなくても、同じ職場で、 楽しそうに仕事をしている人と接する時間を 増やすだけでも構いません。 こういう小さな心がけによって、 あなたの数年後は、大きく変わっていくはずです。 |
2019-04-25 |
たまにうまくいかないからといって、 「あぁ、だから自分はダメなんだ!」 と思う必要はありません。 特に人は、何かでうまくいったことがあると、 「以前はうまくできたのに…。 何で今はうまくいかないんだろう…」 「あのときは成功できたのに…。 どうして今は失敗続きなんだろう…」 というように、その「落差」から、 より不安を感じてしまったりします。 しかし、それは間違い。 どんなプロであったとしても、 「安定して成績を残し続ける」 なんてことは、決してできないものです。 よって、必要以上に落ち込むことはないのです。 特に僕たちは、決して「人生のプロ」などではありません。 プロでないなら、なおさら失敗だって続くこともあるはず。 だから、気にしすぎなくていいんですよ。 |
2019-04-24 |
結局、何をしても、 人間、同じ時間が過ぎていくのです。 たとえば休日。 家でボーッとしていても、フラッとコンビニに行っても。 マンガを読んでも、勉強会などに出席しても。 もしくは温泉旅行に出かけても…。どこに行こうが、 結局、「同じだけの時間」が過ぎて行くのです。(略) くどいですが、何をしても、していなくても、 結局、同じ一日が終わり、同じ一生が終わるのです。 結局のところ、その差は 「面倒くさがるかどうか」だけです。 何かをしたいと思ったときに「面倒くさい」とやめるのか。 もしくは「それでもやってみるのか」のか。 |
2019-04-23 |
「〝片づけて〟とは、言わないことですね」 井田さん(家事術のスーパー主婦)は、 「片づける」というのは 子どもにとって難しい概念だと言います。 では 〝片づけて〟と言わずに、どうするか? 〝戻して〟と言うんだそうです。 〝戻して〟と聞くと、子どもは一生懸命、 最初にそれはどこにあったかなと思い出そうとすると言います。 そして子どもなりに考えて、戻せるというのです。 それには、大人が見本を見せなければなりません。 すべてのモノの置き場所を決めるのです。 戻せる場所を。 |
2019-04-22 |
最近、ちょっと背伸びをしたアクセサリーを 買うことを決めたとき、友人に 「頑張った自分へのご褒美ね」と言われました。 そう言われて考えてみたら、 どうもそうじゃないことがわかりました。 「ううん、これからの自分のモチベーションを 上げるための投資のつもりなのよ」 「ああ、景気づけなのね」 終わった過去よりも、変えられるのはこれからの未来。 そのための今。 ただ、疲れたときに自分を甘やかしてはいけないということ ではなく、必要なら思い切り甘やかしていいと思います。 ただその意味を「過去へのご褒美」ではなくて 「未来への投資」に変えてしまうんです。 そうすると、前向きな気持ちに変わっていくと思います。 |
2019-04-19 |
人類がここまで発展をとげてきたのは、 常に「危険」があったからです。 猛獣のような外敵に殺される前に、 こちらからやっつけなければいけない。 気温の変化や災害に耐えられる住環境を つくらなければならない。 餓死しないように、食料や水を備蓄しなければならない。 私たちの遠い祖先が、創意工夫してさまざまな道具を 発明していったのは、日々、命を脅かす危険と 戦わなければならなかったから。 それがなければ、私たちはいまだに 洞穴で暮らしていたかもしれません。 こういうとビックリするかもしれませんが、 「仕事も同じ」です。 野生が必要とされない、安定し過ぎた状態では、 発展的なアイデアは浮かばないと考えている人は多く、 身体を動かすことが、実は脳の働きに深く関わっていると、 最新の脳科学でも研究されています。 |
2019-04-18 |
ダイエットの要諦は、 次の言葉で言い切れると思います。 「食べない」 以上です。 もう少し詳しく言えば、食事量を減らす。 ダイエットの奥義はこれに尽きるのです。(略) ダイエットでも英語学習でも、成功に至る道は険しくて、 歩き続けるのは苦しいという真実に、きちんと正面から、 向き合えない人が多いのではないでしょうか。 「食べない」というダイエットの奥義… この真実に向き合うためには、 自分自身を厳しく律する、前頭葉の働きが大切なのです。 |
2019-04-16 |
人生において、あなたが心からありがたいと 思っていることは、増えていく。 嘘をつけって? 気持ちはわかる。 かつては私もあなたと同じようにおもっていたので、 あなたの考え方を変えられないのを知っている。 だから説得しようとも思わない。 自らの人生で体験して初めて信じられるのだ。 あなたの人生にはいま、 当たり前のように思っているけれども 実はすばらしいことがたくさんある。 私が言いたいのは、このことを 少なくとも気づこうとしてほしいということだ。 それは、健康だ、思考能力がある、いい友だちや親近者がいる、 あるいは食べ物を心配しなくてすむ、ということかもしれない。 |
2019-04-15 |
「叱る」と「注意を与える」の違い。 『広辞苑』によると、「叱る」とは、 「(目下の者に対して)声をあらだてて欠点をとがめる」こと。 それに対して「注意を与える」とは、 「相手に向かって、気をつけるように言う」こと、 となっています。 部下の失敗に対しては、 叱るよりも注意を与え 助言することのほうが適切です。 |
2019-04-12 |
「なぜ」という問いかけは厳禁。 アドラーも、 「「なぜか」という質問は答えにくい質問である」 といっています。 「なぜ?」という原因を問う質問への答えには50%以上、 嘘が混じるともいわれています。 ここで大事なのは、 「なぜ」という原因論ではなく、アドラー心理学の目的論です。 何のために部下に注意するのかといえば、仕事を成功させるため。 であれば、必要なのは 「どうやって対処すればいいだろう」 「私に協力できることがあるとしたら何かな」 という問いかけになります。 そうすることでトラブルに対処し、 仕事に成功に導くことができるでしょう。 また、その部下は失敗してビクビクしなくなりますから、 そもそもの失敗を減らすことにもつながります。 |
2019-04-11 |
シカは、貧しさのため小学校に行ったことはありません。 しかし、息子に一目会いたくて、囲炉裏の灰に指で字を書く 練習をしながら、この手紙を書いたのです。 おまイの。しせ(出世)には。 みなたまけ(驚き)ました。 わたくしもよろんでをりまする。 はるになるト。みなほかいド(北海道)に。 いて(行って)しまいます。 わたしも。こころぼそくありまする。 ドカ(どうか)はやく。きてくだされ。 はやくきてくたされ。はなくてきくたされ。 はやくきてくたされ。はなくてきくたされ。 いしよの(一生の)たのみて。ありまする。 にし(西)さむいては。おかみ(拝み)。 ひかし(東)さむいておかみ。しております。 きた(北)さむいてわおかみおります。 みなみ(南)たむいてわおかんておりまする。 ついたち(一日)にわしをたち(塩断ち)をしております。 なにおわすれても。これわすれません。 はやくきてくたされ。 いつくるトおせて(教えて)くたされ。 このへんちち(返事を)まちてをりまする。 ねてもねむられません。 (1912年、母シカが英世に宛てた手紙の抜粋 手紙原文は、野口記念館収蔵。 手紙内の注釈は、財団法人野口英世記念会が付したもの) |
2019-04-10 |
なんとかして「いいね」を集めるために 「インスタ映え」する料理や場所の情報を仕入れ、 写真を撮るために時間とカネを使いまくる… でもそれ、本当にしたいことですか? 本当に心の底から楽しんでいますか? むしろ「いいね」プレッシャーが ストレスになっている人も多いのでは? このような「いいね」の奴隷にならないために 知ってほしいのが「ゲインロス効果」というものです。 ゲインは「得る」、ロスは「失う」。 人間は得てして、今の絶対的な状態によってではなく、 前と比べてどれだけ上がった(ゲイン)か、 下がった(ロス)かで物語を評価してしまう、ということです。 「いいね」に当てはめていうなら、多くの人は 「前に「いいね」が40もついたのに、今回は10も減って、 30しかつかない、悲しい」と考えてしまうのです。 しかしこの理屈でいくと、永遠に「いいね」の数が 増え続けていかないと、満足できないことになります。 企業の成長もそう。 多くの会社が「今年は前年より売上げアップ!」を掲げますが、 いくらがんばっても目標が天井知らずで 「いくらがんばっても、がんばっても、まだ足りない」が 常態化し、プレッシャーにさいなまれてしまいます。 |
2019-04-08 |
人間が生きている上で、 苦しみがまったくない状態にすることはできません。 ですから少なくとも 「他の人は悩みがないのに、自分だけがこんなに悩んでいる…」 と落ち込む必要はないのです。 自分のなかから苦しみを一掃する努力をするのではなく、 「苦しみはあって当然なんだ」と考えてください。 あなた自身を 「苦しみをゼロにしなければならない」 という強迫観念から解き放つのです。 そこは戦うところではありません。 立ち向かわず、逃げ出しましょう。 そのほうが、ずっと心が楽になりますよ。 |
2019-04-05 |
やめてもまた、やればいい。 もしあなたが何かの決意… 朝のジョギングでも、断酒でも、英会話でもなんでもいいです、 をして、それが続かなくて3日でやめてしまったとしても、 悲観することはないのです。 思い出したら再開すればいいだけ。 それだけのことです。 3日やって、3日さぼって、また3日やって、 また3日さぼって…でもなんら問題なしなのです。 なぜなら「3日やって3日休む」ペースがもしこの先も続くなら、 人生の半分は「毎日やっている」ことと同じだから。 何もしないより、ずっと意味があります。 完璧主義者たる「オール・オア・ナッシング」思考の人は、 一度やめてしまったらもう意味がない、価値がないと 嫌気が差し、諦めてしまう傾向にありますが、 そんなことはありません。 「一度挫折してしまったから、もう二度と取り返しがつかない」 などということは、この世にひとつもないのです。 |
2019-04-04 |
「結論ファースト」は誤解も生まない。 何が言いたいかわからない話の多くは、 なかなか結論が出てこない場合、つまり重要な問いに 早めに答えていないケースがほとんどです。 あなたが次のような報告を聞いたら、どう思うでしょうか。 「雨の日も風の日も、毎日、足を運んでセールスしたんですよ。 わからない点があるって言われれば、すぐに飛んで行って、 説明したり…。そうしていると、けっこういい感じになって、 契約してもいいとまで言ってくれました。 ところが、残念ながら契約に至りませんでした」 自分が苦労したことを、アピールしたい気持ちもわかります。 ですが「自分はこれだけがんばった」のが事実だとしても、 報告を受ける相手にしてみれば、 それは最も重要な問いの答えではありません。 この場合であれば、報告を受ける側は、成約したのか、 それともしなかったのかを最も知りたいはずです。 その前に余計な情報が入ると、言い訳がましく聞こえて、 イラッとしてしまうのではないでしょうか。 また、結論があと回しにされると、誤解も生じやすくなります。 |
2019-04-03 |
敬語は「ワンセンテンス」に「ひとつだけ」 あなたのまわりでも、こんな敬語を 話している人がいるのではないでしょうか? 「○○大学を卒業させていただきました」 「お召し上がりになられますか?」 「社長がおっしゃっておられました」 最初の例は 「○○大学を卒業しました」で構いません。 より丁寧に言いたいなら「○○大学を卒業いたしました」 でもいいでしょう。 近年は、このような「~させていただきました」が、 過剰にあふれています。 しかし「~させていただきました」の多くは、 「~いたしました」に置き換えても大丈夫です。 次の「お召し上がりになられますか?」は、 すでに「召し上がる」が尊敬語になっています。 そのため「なられますか」を重ねると、 避けるべきとされている「二重敬語」になってしまいます。 最後の「社長がおっしゃっておられました」も、 「おっしゃって」と「おられました」の 二重敬語になっています。 「社長がおっしゃっていました」で十分です。 |