ことば探し
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■2019年04月12日の「今日のことば」■

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「今日のことば」

「なぜ」という問いかけは厳禁。

アドラーも、
「「なぜか」という質問は答えにくい質問である」
といっています。
「なぜ?」という原因を問う質問への答えには50%以上、
嘘が混じるともいわれています。


ここで大事なのは、
「なぜ」という原因論ではなく、アドラー心理学の目的論です。
何のために部下に注意するのかといえば、仕事を成功させるため。
であれば、必要なのは
「どうやって対処すればいいだろう」
「私に協力できることがあるとしたら何かな」
という問いかけになります。

そうすることでトラブルに対処し、
仕事に成功に導くことができるでしょう。
また、その部下は失敗してビクビクしなくなりますから、
そもそもの失敗を減らすことにもつながります。


出典元 ありのままの自分を認める ~人生を成功に導くアドラー心理学
おすすめ度 ★★★★☆  ※おすすめ度について
著者名 岩井 俊憲

まゆの感想
アドラー心理学カウンセリング指導者の岩井さんは、

「「いつも失敗ばかりする部下」は、
 上司、先輩であるあなたが生み出している。
 
 だから、
 「あいつはいつも失敗ばかりしているんだよな。
  注意すると黙ってしまうから指導のしようがないし…」
 そんな部下がいるという人には、まず自分の認識そのものを
 考え直してほしいと思います」

と言っています。
なぜなら、
「いつも失敗している」と言うことで、失敗を誇張して捉え、
こちらもつい極端な反応をしてしまいがちだからです。

また、人間は、注目されたり関心を向けられるほど、
指摘されればされるほど、
「また、失敗するんじゃないか」「前もやっちゃったんだよな」
と、気にしてビクビクするあまり、同じ失敗を繰り返しがちに
なるから、だそうです。

確かに、
「前にここで失敗したから今度は絶対に失敗しないように」
などと強く言われてしまうと、ビクビクしたり緊張したりして、
また、同じ失敗をしてしまう…なんてことはよくありますよね。

部下や誰かを、ビクビクさせたり、緊張をさせてしまう人は、
実は、さらに失敗を促し、失敗する人を生み出している、
ということのようです。
だから、そうならないように、
「どうやって対処すればいいだろう」
「私に協力できることがあるとしたら何かな」
という対処がいいということです。

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