■「今日のことば」カレンダー 2015年5月■
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2015-05-29 |
「花を持つ 人から避ける 山路かな」 一人しか通れない狭い山道で二人が鉢合わせになりました。 一人は何も持っていませんでしたが、もう一人は、 両手いっぱいのきれいな花を抱えています。 こんな時、「お先にどうぞ」と道を譲ることができるのは、 両手いっぱいの花を抱えている人です。 もし「俺が先だ」「いや、俺の方が先だ」と ぶつかり合ったら、大事な花が散ってしまうからです。 だから、大事な花を守るために、笑顔で 「お先にどうぞ」と道を譲ることができるのです。 意見が衝突した時、争いになった時、 意地の張り合いをやめて譲ることができるのは、 守らなければならない、大切な花がある人です。 私たちにも、それぞれに、守りたい大事な花を 持っているのではないでしょうか。(略) 仏教では忍耐のことを「忍辱(にんにく)」と教えられ、 お釈迦さまは、善いタネまきの一つとして勧められています。 ぐっと耐えて、相手に譲れる人は、 本当の心の強さを持った人なのです。 |
2015-05-27 |
「みんな本当によくしてくれるけど、もう十分生きた。 亭主はとっくにあの世に行っているし、友だちもみんなあの世。 私もそろそろ向こうに行きたい」 ため息まじりにそう言って、私に 「一服盛ってくれないか」と言うホームの入所者もいます。 「その気持ちもわかるけど、世田谷警察の厄介になるから それは勘弁してくれ。大丈夫、もうじきお迎えがくるよ」 と答えています。 どうやったら元気に長生きできるかという情報も必要なのですが、 「もう生きているのが嫌になった」「そろそろ逝きたい」 と真剣に思っている人たちは潜在的に相当数いるはずです。 そういう老人たちに心を穏やかにしてもらための方法というのも、 もっと世の中全体で考えてもらいたいものだと思います。 がんばれ、がんばれと煽るばかりが親切だとは限らないのです。 |
2015-05-26 |
人間の行動を最も束縛する要因はなんでしょうか。 一番大きいのは、 「失敗したら恥ずかしいからやらない」 「どうせかなわない夢だから忘れる」 「そんなこと言ったって、毎日忙しいんだからできないよ」 といった自分の中にある制御装置、リミッターです。 行動の範囲を広げるためには、 まずこのリミッターを解除しなければなりません。 それが「脱制御」です。 制御を外して、自分自身を「本気」にさせること。 命を生き生きと輝かせる仕事術の秘訣の一つです。 脳を本気にさせるためには、 リアル(現実)に触れることが大切です。 なぜなら、人間の脳には「リアルに触れると本気になる」 という特性があるからです。(略) ですから、自分の脳に「本気」になってもらい、 脱制御を行うためには、 なるべく多くのリアルに触れることが大切です。 |
2015-05-25 |
人間の脳の中では、感覚系学習と運動系学習を司る領域は、 直接つながっていません。 感覚系と運動系が直接連絡をとれないため、 それぞれの回路は別の体験をもとに成長していきます。 そのため、過去の経験が感覚系か運動系のどちらかに 偏っていると、一方が大きくなるなどバランスを 欠いた状態になってしまうわけです。(略) 脳に入った情報は、そのままでは断片化したままですが、 そこに「行動」や「体験」を加えることによって、 少しずつ整理・編集され、「意味」という抽象概念に変換されます。 この抽象化のプロセスを経ることで、他の行動に応用が きくようになり、ここで始めて「役立つ経験」となります。(略) 実際に自分が興味を持って眺めていたこと、たとえば、 各種勉強会への参加、絵画、スポーツ、音楽などなんでもよいのです。 実際にやってみると、「ああ、実際はこうだったのか!」 という驚きが少なからずあると思います。 その時、あなたの「感覚系学習」と「運動系学習」の サイクルは気持ちよくまわっているのです。 |
2015-05-22 |
観察者の立場になりにくい人は、 ふだん困難に直面したときに、第三者の視点からの 意見を他者に求めがちかもしれません。 でも自分自身を観察者の視点から眺める練習ができていれば、 より多くの客観的な情報を手に入れることができるようになります。 相手の立場になりにくい人は、 しばしば「自分勝手で傲慢だ」と非難されることでしょう。 これは、自分の振るまいが相手にどのように受け取られるかを 自覚していないためのことが多いようです。 このような人が、相手の立場になれるようになると、それまでより ずっと多くの情報や気づきが得られ、役に立つはずです。 いつも傍観者の立場の人がいます。 このような人が、自分の立場できることを学べば、 人生からずっと多くの価値を得ることができるはずです。 このように、自分にとってどの立場(ポジション)が 一番苦手であるかを知り、その立場に立つ練習をすれば、 日常の経験からより多くの情報を入手できるようになります。 |
2015-05-21 |
自分のガンコな〈思いグセ〉を確認する。 あなたはどんな固定観念を〈思いグセ〉をもっているでしょうか? それを確認する簡単な方法があります。 〈思いグセ〉はたいてい 「だって」という言葉のあとに出てくるのです! 「私にはできない。だって……」 例をいくつかあげましょう。 ・本を書きたいけれど、私にはできない。 だって大学を出ていないから。 ・自分で事業を始めたいけれど無理だ。 だって、年を取り過ぎているから。 ・もっとスリムな身体になりたいけど難しい。 だって、うちの家族はみんな太っているから。 ・理想のパートナーがほしいけど、とても無理。 だって、私は美人じゃない、もう若くない、出会いがない。 では、あなたの〈思いグセ〉は何でしょう? 「だって」と言っているのに気づけば、 自分の〈思いグセ〉がみつかります。 |
2015-05-20 |
誰もがみんな成功していたら、それは成功とはいえません。 自分で企業した人で、10年間事業を続けられるのは そのうちの10%程度だといわれているそうです。 しかし、それでいいのではないでしょうか。 ということは 「ほとんどは負けるんだ」ということを、 最初に学ばなければいけない、ということです。 また、人生の先輩たちは後輩たちに、 それを教えておかないといけないということです。 「負けても人生は楽しい。 負けるまでのプロセスが大事なんだよ」 ということを教えていれば、子どもや若者たちが、 「負けてもともとなんだから、挑戦してみよう」 といったやる気や、負けたことから何が学べるんだろうかと いった気持ちが芽生え育っていくはずです。 人間は、成功よりも失敗から学ぶことのほうが多いといいます。 その中で自分は成長していくのです。 何より負けは、そこから学ぶ人によって、 人生で潰しが利くようになるということを 覚えておいてほしいと思います。 |
2015-05-19 |
一日で怪力サムソン(旧約聖書中の人物)になろうとしないこと。 ジムに通い、最初は軽いと感じるくらいの重さのウエイトを 頭上まで上げる訓練をすべきである。 それによってあなたの筋肉と精神力は鍛えられる。 だがすぐに軽々と持ち上がるようになって飽きがくる。 実人生では大抵の人がここでストップしてしまう。 いわば一定の重さが頭上まで上がるようになると、 そこから前へ進もうとしなくなるのだ。 しかしその地点からさらに重いウエイトを上げる挑戦を続ければ、 あなたは人より頭一つ抜きん出てすぐれた少数派の一人になれる。 もっともっと力を伸ばしたい人は、不安と戦いながらさらに 重いウエイトを上げればいいのだ。 くり返しになるが、安全とわかっている範囲から 飛び出すことに尻込みする人は多いが、 なりたい自分になるためには、 ロブスターのように脱皮してより大きな世界に 自分をさらさなければならない。 |
2015-05-18 |
私たちが問題だと考える対象は、ほとんどの場合「相手」です。 相手が耳を貸さないから私も黙ってしまう。 相手が怒鳴るからけんかになる。 相手が曖昧な態度をとるから私も嫌味を言う。 相手が相手が……。 感情が高ぶってしまっているときなど、ついすべてを 相手のせいにしたくなるのは人間の自然な心理です。 しかし、人間関係を悪化させてしまった責任の半分は、 自分の側にもあるのですね。 ちょっと冷静になって自分がとってきた行動に気づくことが できれば、事態は少し違って見えてきます。(略) 自分が変わることで、難しい人間関係が少しずつ変わっていく。 そのほうが相手を変えるよりもずっと簡単だと思いませんか? 相手との人間関係で生じた問題のうち 「自分の側の50%の責任」を認識すること。 その50%の自分の責任に100%向き合って できる限りのことをすること。 これがアサーティブな向き合い方です。 私たちは、「自分が変わる」ことを通して、 相手とのコミュニケーションのとりかたも人間関係も、 より対等なものにしていくことができるのです。 |
2015-05-15 |
死ということを考えるとき、 生きている意味を考えるとき、 「いまいるこの世界だけがすべてではないんだ」 と考えてみてはどうでしょう。 そうすることで安らかな心を得ることができる、 これは紛れもない事実だと思います。 「死によって、すべてが終わりだ」 という発想ではなくて、漠然としていてもいいから “向こう”をイメージする。 それが浄土なのか、天国なのか、 それはどうでもいいではありませんか。 それぞれの心の中にある“向こう”で、 心に棲む懐かしい人、会う人のことを考える。 それが、死と向き合いながらも、 絶望のない生き方なのではないかと思います。 |
2015-05-14 |
見栄をはる者は、 見栄に泣く 人間である以上、 いいところを見せたいと思うのは人情だが、 その場合、自分の中身で勝負すべきである。 本物のカッコよさはそこにある。 |
2015-05-13 |
あるとき高校時代の恩師が 「志望大学に行くための条件は何か知っているか?」 と、聞いたことがありました。 彼はこう言いました。 「教えてやろう、簡単だ。 『行きたいと思うこと』だ」 行きたいと思っても行けるかどうかはわかりませんが、 行きたいと思わない人は絶対に行けないということです。 自ら「ダメ出し」さえしなければ 「チャレンジ目標」は簡単に決まります。 目標が決まれば、それを叶えるための計画と努力がはじまります。 そして、失敗や挫折を繰り返しながら、人は工夫、成長し、 目標へと近づけるのです。 |
2015-05-12 |
人生はいつもよいときばかりではありません。 光が弱くなることもあります。 人生には浮き沈みがつきものです。 悪いときにどれだけ人が支えてくれるかは、 自分がよいときにどれだけ人を気遣い、 人を光らせたかに比例することを忘れないでください。 |
2015-05-11 |
幸運が訪れるまで待っている人は多いが、 こうした《受身の姿勢》は 人生をさらに困難なものにする。 努力しなくても手に入るものは、 《本当に欲しいものではないこと》が多い。 心から望むものを手に入れたければ、 努力あるのみだ。 |