■「今日のことば」カレンダー 2017年11月■
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2017-11-30 |
思い切って 自分のそれまでの趣味を越えたファッションを試みる。 やったことのない遊びをする。 読まなかったタイプの本を読む。 食べたことのない料理を食べてみる。 それらすべてが、 人生という道程を彩り豊かに演出する手立てです。 心は、新たな刺激を受けるたびに波打ちますね。 沈滞しそうだったのが元気になったりします。 安全確実にいつも同じ道を行く。 それも生き方かもしれません。 でも元気がない自分、疲れた自分、 重苦しさを感じている自分、あきている自分に気づいたら、 曲がらなかった角を曲がってみるといいですね。 初めてのルートをたどってみたいですね。 お化粧の色をわずかに変えるだけでも、 「昨日とは違う自分」を楽しめますね。 |
2017-11-29 |
こんな話があります。 チカンが頻発する地域がありました。 住民は「チカンに注意」というポスターをつくり 貼っていたのですが、ほとんど効果はありませんでした。 でも、そのポスターをあるコトバに変えたら、 ぴたりとチカンが止まったというコトバがあるのです。 なんだと思いますか? 「住民のみなさまの協力で、 チカンを逮捕することができました。 ありがとうございます」 なぜ、効果があったのでしょう? それは、相手の「嫌いなこと回避」から コトバをつくったからです。 「チカンに注意」 というコトバを貼ることで、はじめ住人の方はチカンが警戒して 減るのではないかと期待しました。 ですがほとんどその効果はありませんでした。 それは、相手(チカン)の頭の中を想像していなかったのです。 チカンにとってみれば、「そう、注意してるのね」 とだけ伝わったのです。一方で、 「住民のみなさまの協力で、 チカンを逮捕することができました。 ありがとうございます」は、 チカンの頭の中を想像してつくられたコトバでした。 チカンにとってみれば、 「逮捕はされたくない」「住民が協力体制をしいている」 という点で、ここではチカンするのはやめようとなります。 住民のチカンを止めたいという願いと、チカンの逮捕されたくない という双方にとってのメリットがコトバになっているのです。 これは実際にあった「嫌いなこと回避」のお願いで、 大成功したいい例です。 まったく同じお願いでも、コトバを変えるだけで、 効果が変わってしまうのです。 |
2017-11-28 |
人の集中力は、20分といわれています。 ですから授業や会議の後半に、 集中力がとぎれてしまうは仕方ありません。 「眠くなるのは、やる気がないからだ」 という精神論はナンセンスです。 もともと人間はそこまで集中力を保つことができないのです。 その一方でスピーカー側からすると自分がせっかく話しているのに 相手に眠られてしまうほど屈辱的なことはないですよね。 この「クライマックス法」は、途切れかけた相手の集中力を戻し、 あなたの話しにもういちど食いつかせることができる技術です。 私は大学で講座を持っていますが、学生は正直です。 つまらなければすぐ寝ます。 講義の後半になると聞き手の疲労度を見て、 私はこのコトバを使います。 「これだけは覚えて欲しいのですが、~」 もちろん覚えておいてほしいポイントもあるのですが、 実は聞き手の集中スイッチを入れ直すことが主な目的で使います。 |
2017-11-27 |
私は社会人になって間もなく、 家を出て一人暮らしをはじめるようになりました。 そして一度家をでると、実家に帰るのは年に 数回くらいになっていました。 たまに実家に帰ると、母はいつも同じことを私に聞きました。 「ちゃんと、ご飯食べてる?」 私の答えも簡単で「食べてるよ」でした。 会社をつくり、マスコミにも取り上げられるようなりました。 はじめて新聞に載ったとき、その新聞を持って、 母に会いに行きました。 そして、新聞を渡したとき、母は、私に聞きました。 「ちゃんと、ご飯食べてる?」 「食べてるよ」 さらに、その後、政府のさまざまな研究会の委員を 努めさせていただきました。 ある日、母に、これからの日本をどうしていきたいか、 という話しをしました。 そのときも、同じことを母が聞いてきました。 「そんなに忙しくして、ちゃんと、ご飯食べているの?」 「食べてるよ」 母は、いつも私の体のことを、心配してくれていました。 その母も、長い闘病生活の後に亡くなりましたが、 どんなときも変わらない、愛にあふれた母の言葉、 生き方は、私の心の支えとなっています。 私にとって母は、マザー・テレサです。 |
2017-11-24 |
もっていないことを悔しがるより、 欲しいものを手に入れる努力をする方が、 ずっとやさしいことを理解する。 そして、大切なのは、 「自己改善でいちばんむずかしいのはただひとつ、 とりかかる努力をすることだ」 どんなに小さな一歩でも、 はじめの一歩を踏み出しさえすれば、 成功への道に踏み出せる。(略) スタートすることだ。 |
2017-11-22 |
「イヤな人間や会社だけど、お金や仕事をくれるからいいや」 というのが、今の人の感覚です。 でも、そこからもらう運は持続しません。 たいがいその場その場で終わりです。 イヤな気持ちをどこか抱きながら仕事をしても、 ヤル気が起きないし力も出せません。 次へとつながっていかないのです。 反対に気持ちのいい人からお金をもらえば、 大事に使おうとしてより生きたお金になるかもしれません。 仕事をもらえば、自然といい仕事をするかもしれません。 共に次につながります。 運をもらいたかったら、気持ちのいい人と付き合うように することですが、それだけだと他力本願になってしまいます。 さらに自分自身が気持ちのいい人になるように 心がけることが大切です。 |
2017-11-21 |
自分の人生に誰より責任があるのは、自分自身だ。 何をするかにしても、みずから選んだことなのだから。 もちろん、人に感化されて、考えや行動が大きく変わることはある。 両親をはじめとして多くの人たちから、大なり小なりの 影響は受けるだろう。 だが、わたしが何百人もの人たちと話しをしてあらためて 感じたのは、「成功する人」というのは、つまずいたり 転んだりしても決して人のせいにしないということだ。 人のせいにするということは、自分の力では問題を 解決できないということ、なすすべがないということだ。 自分の人生を自分でどうにもできないと認めるなんて、 敗北を宣言するに等しいではないか。 自分のパターンをきちんと調べ、 他に責任を転嫁せずに、失敗の原因を探って修正をはかる。 正しい認識力をつけるには、そうするのがいちばんだ。 |
2017-11-17 |
自分の気持ちや考えを伝えたいと思うとき、 人は伝え方(話し方)に一生懸命になりますよね。 ところが、あなたの話を理解してもらうのに大切なのは、 じつは相手の話を聴くことなのです。 相手が満足するような聴き方ができる人は、人に好かれます。 ところが、聴き上手な人は、あまり多くないのが現状です。 あなたのまわりでも、「あの人はわかってくれる」と 思える人は、あなたの話を聴いてくれる人ではありませんか? 聴き上手になれない原因には、 次のような理由があるといわれています。 ●自分の感想や意見を言いたい気持ちを抑えられない ●その話題に興味がないため、聴くのが苦痛に感じられる ●話し手を個人的に好きになれない ●相手の話し方のクセが気になって、話しに集中できない ●他に気になることがあり、話しを聴く気分にならない ●話すより聴くスピードのほうがはやいため、 先に話しの結論が想像できていまう あなた自身にも当てはまる項目がありましたか? |
2017-11-16 |
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンは、 1971年にコミュニケーションの 3要素についてある実験をしました。 言葉と、表情、態度からのメッセージが違っていた場合、 受け手がどこを本音として受け取るかを調べるというものです。 結果は、 言葉から受ける情報7%、 耳から受ける情報38% 表情や態度55%でした。 表情や態度から受ける視覚的な印象が もっとも大きかったのです。 言葉では「ありがとう」と言っていても、 その言い方がぶっきらぼうだったり、迷惑そうな表情だったなら 相手は「迷惑だったんだな」と受け取ってしまうのです。 相手に不快を与えず、アサーティブな会話をするには、 じつは表現、態度がとても大切なのです。 |
2017-11-15 |
「分からない」という状態を考えてみると、 「分からない」には2種類あることが分かります。 ひとつは、 「知らないから分からない」 もうひとつは、 「理解できないから分からない」 です。(略) 「知らない」という相手には、 その情報を提供してあげればすみます。 でも、「理解できない」という相手に対しては、 情報提供だけはなく、背景や論理を含めて 説明する必要があります。 ここを混同してしまうと、 「分からない(理解できない)」という相手に対して、 一生懸命情報だけを伝えて、 「これで分かったでしょ?」となります。 本当は情報提供ではなく、 論理の説明をしなければいけないのに、 そこを見落としてしまうっているのです。 |
2017-11-14 |
弱みと見られがちな部分は 自分のひとつの「特性」として知っておき、 それに取り組まなければならないときは、 「自分が得意でないこと」として、 注意して行えばいいのです。 自分が得意でないことは注意する。 これだけで十分です。 注意するだけでミスは大幅に減るからです。 |
2017-11-13 |
若い世代のアキレス腱は 「意味のあるなし」という行動基準。 自分で意味なしと判断し行動しない弊害は大きい。 「意味がない」「納得できない」、だから「動かない」 という安易な結論に至るのは、自分の経験の浅さと、 ちっぽけな心の動きにゆだねられているわけである。 これは「意味のあるなし」を、行動の基準にしようと考える、 若い世代に共通するアキレス腱といえよう。 仕事やお金などメリットに結びつかなければ動かない、 今の若者の考え方にも現れれている。(略) しかし本来、意味が「ある」か「ない」かの判断は、 行動してみた人間だけが体得できる答えなのだ。 何もしないうちから、「なんとなく」生理的な感覚のみで、 結論を出してしまうのは明らかに軽率だろう。 万が一、自分が意味がないと思っても即断は禁物だ。 価値を体得できないまま、無意味な時間を 過ごすことになるかもしれない。 物事を功利的に考えすぎると、 大切なものを取りこぼしてしまうのだ。 |
2017-11-08 |
キレる人は、キレる機会を待っている。 怒る人って、 実はずっと怒っているんですよね。 ずっと怒っていて、 爆発するためのきっかけを待っているんですよ。 きっかけがあると 「怒って当然だ」 という顔をして、怒るんです。 気持ちいいでしょうね。 けれども、さんざん怒っておきながら、あとで 「ああ、怒ってしまった。 本当は自分は怒るような人間じゃないのに」 なんて思ったりしている。 何を言っているんですか。 そういう人は、自分が一生懸命やっているのに 報われていない、という思いから抜け出せずに、 周りにいる人に仕返しし続けているんです。 |
2017-11-07 |
たとえば、床に入って 一日を振り返ったりすることがあると思います。 「今日初めて会った取引先のアシスタントはできる人だった。 一対一で話しができる関係になれるといいなぁ。 とりあえずメールからか。 あと、先送りにしてある企画案はそろそろ形にしないと いけない時期だ。何が足りないのか原点にかえって考える 必要があるかもなぁ…まぁ、すべては明日だ」 こんなふうに、なんとなく気になることを、 なんとなく思い浮かべて、それほど深くは考えすぎずに、 適当なところで見切って、 あとは「明日の風」に任せてしまう。 それくらいゆるい感覚のほうが、脳も喜ぶはずです。 やすらかな眠りにつくことができれば、ひょっとして 明日の朝、脳が「サプライズなアイデア」を 用意してくれるかもしれません。 どんな難題を抱えていたとしても、寝るときは見切る。 この切り替えができる人が、 発想力の脳グセでトクする人といえそうです。 |
2017-11-06 |
僕たちは必ずしも常に自分らしく考えているとは限らない。 無意識のうちに周りの物事から影響を受けているからだ。 世界は不公平で不正がはびこっていると考える人や、 愚痴をこぼしたり八つ当たりばかりしている人が誰の周りにもいる。 こういう連中はいわば気球で飛び立とうとしている人にとっての 砂袋みたいなもので、とにかくいい影響を与えない。 そこを忘れないこと。 心は内面だけで構成されているわけではなく、 しばしば外部的な影響から成り立っている。 むしろ僕たちの内面は、ほぼ外部的な影響で 構成されているといってもいいくらいだ。 内面の悪い雑草を引っこ抜いて良い種をまく作業そのものは、 そう難しくはない(時間はかかるがやりがいのある作業である)。 だが外からの影響が悪いと、この作業はだんだん困難になり、 一歩前進して二歩後退するような歩き方になりかねない。 もし何度もあなたの足を引っぱるような外からの影響があるなら そうした影響は早いうちにとりのぞいておかないと 底の底まで引きずられることになるだろう。 |
2017-11-02 |
不安やストレスは、わたしたちの心が、 「今」を離れ、否定的な分析的思考に陥っているに生じる。 自分の考えにのめり込んでいるとき、 わたしたちは一度に二つも三つものことをしようとする。 過去や将来のことを、あれこれ考えて悩み、 たいていの場合、目の前の仕事もうまく片づけられない。 もしわたしたちが、流動的思考の持つ素晴らしい力に 気づくことができれば、つまりその時々に集中し、落ち着いて 一度にひとつずつ仕事をこなしていくことがどれほど効果的であるか わかれば、失敗は少なくなり、喜びや満足を感じることが多くなる。 そして本当に、前より仕事が はかどるようになったことに気づくだろう。 あなたはいつも「今」この時を生きている。 問題はそのときを充実して生きるか、 上の空で生きているかである。 気ぜわしく過ごすか、落ち着いた心で過ごすかである。 自分の考え方に気づき、 心を「今」に向けることができたとき、 わたしたちはゆとりある考え方で、 じっくりと仕事に取り組めるようになるのである。 |
2017-11-01 |
あるパソコン教室の講師をしている若い女性が、 「おばさんたちを教えるのは大変ですよ、ふう-」 と苦笑いしているので理由を聞いてみると、 「自分はもう年だから物覚えが悪い」 と開き直るからだという。 中高年になれば、若い人のようにすらすらキーボードが 打てるはずもないし、講師もそれぐらいは了承して、 噛んで含めるように教えているのだが、操作ミスをすると、 「だって年なんだもの。覚えられないのは当たり前よ。 仕方ないでしょ」と、にらみ返してくるという。 教室には、少しでも仕事の役に立てようと黙々と 復習してくる人も、物忘れが激しいからと、 ひとつひとつメモをしているお年寄りもいる。 覚えが悪いのは同じだが、「年だから」と言葉でいちいち いいわけするのではなく、自分になりになんとか覚えようと がんばっている人たちも多い。 そういう生徒さんたちには教えがいがある。 若い講師は、自分が年を取っても 「年だから」といういいわけだけは口にすまいと 心に誓ったということだ。 |