■「今日のことば」カレンダー 2009年11月■
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2009-11-30 |
わたしたちが社会生活をしてゆくにあたっては、 自分も他にサービスを与える一方、 また多くの人からサービスを受けるわけです。 もし、皆が10のサービスを受けて 9しか返さなかったから、 社会はだんだん貧困になってゆきます。 社会が繁栄してゆくということは、 だれもが10受けたら11返す、 それが全体にゆきわたってゆくことでは ないでしょうか。 わかりきったことかもしれませんが、 個人でも、会社でも、 自分が受けるサービスの総点よりも、 サービスをする総点のほうが、 プラスになっているかどうか、 いま一度かえりみたいものです。 |
2009-11-27 |
学習したことは、 すぐ行動に活かさないと意味がない。 いつか活かすというのではありません。 すぐ活かそうとすることが大事なのです。 今日、習ったことを、今日、活かすのです。 今日、本で読んだことを、今日、実行するのです。 最終的には、勉強するのが目的ではないのです。 |
2009-11-26 |
似たもの同士、つまり不平不満ばかり言う人間同士、 感謝の気持ちをもつもの同士が引き合います。 私たちはみなエネルギーを発散していて、 それが同じ波長でないと、同調しないのです。 考えもまたエネルギーです。 自分の思考パターンと調和するものはひきつけ、 しないものは遠ざけます。 あなたの発する言葉はあなたの考えを 表現し、強調し、保存します。 だから、不平不満を言うと、 実際に自分が望むことは 離れていってしまうのです。 |
2009-11-25 |
何かをやろうと思ったけど、 止められてできなかったのは、 他人が止めたのではありません。 人間の行動を止めるのは、他人ではありません。 他人には、人の行動を止めることはできないのです。 人間の行動は、本人にしか止められません。 止めたのは自分自身です。 自分自身が止めていることに気づくことです。 今、止めたのは他人ではなく、自分だと気づけば、 「止めている自分が、止めるのをやめれば、 また、行ける」とわかります。 あなたを止められる人間は、 あなた以外に世の中に1人もいないのです。 自分で自分を止めないことです。 |
2009-11-24 |
バイオリニストの川畠成道さんは目が不自由です。 それでも英国王立音楽院で主席となり、 人々に感動を与える美しい音を出します。 彼は著書の中で、 「自分は人と違いますので、それを比べても 仕方がないと思っています。 自分自身がどれだけできたか、ということが 自分の価値観になっていますし、どれだけ納得が いくかいかないかという判断にすべてを置いています」 と述べています。 人と比べる相対的な価値観ではなく、 自分を基準にした絶対的な価値の中で強く生きていく、 その姿勢に打たれます。 |
2009-11-23 |
自分が忙しい時は「急げ」と子を叱る ゆったりしている時は「落ち着きがない」と叱る 家で「大声は、はしたない」と叱り、 学校で「声が小さい」と叱る テストの結果で一喝しても、 すぐに「こんなものよ」と吐き捨てる |
2009-11-20 |
私たちは誰1人として、 この世に自分から望んで生まれてきた人はいません。 ということは、とりも直さず、 皆、生きることに自信を持っていないのです。 だからこそ、 辛いこと、苦しいことの多い人生を 生きてゆくためには、 「あなたは生きていていいのだ」 という、他人からの励ましと優しさが要るのです。 |
2009-11-19 |
自分ひとりだけの力で生きている人はいない。 トーマス・ギブズ・ジュニア博士はこう話している。 「人はみんな過去の恩恵を受けている。 私たちがほしいままにしている自由は、 想像を超える犠牲のもとに勝ち取られた。 あらゆる特権も機会も、だれかが骨を折ってつくった。 私たちは毎日、 自分で掘ったのではない井戸から水を飲んでいる。 自分で焚きつけたのではない火で暖まっている。 自分で勝ち取ったのではない自由を謳歌している。 自分で制定したのではない制度によって守られている。 自分ひとりだけの力で生きている人はいない。 過去はすべて後世の私たちに投資されたのだ」 私たちには、自分でやるべきことは自分でやり、 後世のために何かを残す責任がある。 |
2009-11-18 |
我々は失敗のことを 「ジグソー・パズルのワン・ピース」であると考えています。 皆さん、ご存知のように、ジグソー・パズルはいくつもの ピースから成り立っています。 一般的に言われる失敗とは、 そのピースを埋めていく作業だということです。(略) つまり、失敗など存在しない。 あなたが「失敗」だと考えているもの、それは、 ジグソー・パズルのピースを埋めていく作業の一つ。 全てはジグソー・パズルを完成させていくために、 どうしても必要な作業なのです。 あなたがやらなければならないのは、その作業を続けること。 最初は「あー、完成まで遠いなあ」と思っても、 一つひとつのピースを埋めていくことで、 必ず完成に近づいているのです。(略) 「これでうまくいかないということがわかったんだ」 今ピースを一つ埋めたんだ」と考えれば、 「よし、次!」となります。 「これを繰り返せば、必ず結果が出る」とさえ思えます。 |
2009-11-17 |
運命の出会いとは、 ただそれだけで幸せになれる、 というものではないのです。 人間同士が、お互いに 作り上げていくものなのです。(略) 「気づいて直す」ことで、絆は作っていけます。 それが運命を向上させるために いちばん必要なことなのです。 |
2009-11-16 |
ひとつ完了すると 「晴れやかで、すがすがしい感じ」になります。 それが行動を起こす原動力になります。 反対に未完了を抱えてしまうと、 気がかりを増やしてしまうことになります。 自分では気がついていませんが、いつもその気がかりを 解決するために、頭が回転している状態が続き疲れます。 Eメールの返事、借りていて返していない本、 疎遠になっている友人、これらはすべて未完了な出来事です。 どれかひとつを完了させるだけでも、 エネルギーが上がるのを感じることができます。(略) 行動が起こせない理由のひとつには未完了感にあります。 未完了感が強すぎる場合には、未完了な事柄を見つけて、 それを完了させることです。 |
2009-11-13 |
私たちの人生は、 ある特定の目標を達成したら終わり というものではありません。 継続して走り続けなければならない。 だからこそ、 その場面で勝つことだけを目標にしていては、 長い目で見たときにうまくいかなくなります。 |
2009-11-12 |
自分の思うように時間を利用したい。 自分にしかできないことのみに時間を費やしたい。 誰もが思うことですが、不本意なことに 自分の時間を差し出さなければ局面もあるものです。 そのときに、決して腐らないことです。 腐って手を抜いたり、自分に絶望したり、 周囲に当たったりするのではなく、目の前の小さな山を 確実に自分のものにしてしまいましょう。 たとえ努力が報われないと思っても、 その努力のプロセスは決してムダではありません。 結果が見えないことに努力を重ねる過程において、 人は成長します。 その結果は、すぐに出なくても、 必ず形になって現れるものです。 そういう時間の使い方には意味があります。 いつか自分に返ってくるものだと思います。 |
2009-11-11 |
心では感謝しているのに、 それを態度で示そうとしないのは、 プレゼントを包んだのに、 渡さないのと同じことだ。 |
2009-11-10 |
私たちは、 賛成意見に励まされ、 反対意見で成長する。 |
2009-11-09 |
今の日本は企業の目で人を選別して、 「この人は役に立つ」「この人は役に立たない」 などと、まるで商品化してしまっています。 そうすると、商品価値の高い人がいい人で、 商品価値の低い人はダメな人、 という烙印を押されてしまうんです。 でもね、人間は商品なんかじゃありませんよ。 「自分を高く売れる人間になれ」 なんて言っている人間を信用しちゃいけません。 よくスーパーで、曲がったきゅうりは どんなに色艶が良くて栄養価があっても、 商品にはならないっていうじゃありませんか。 それと同じことが人間を相手にして行われているんです。 |
2009-11-06 |
受け容れる。 失敗や体裁の悪さで感じた 恥ずかしさを受け入れる。 失われつつある 日本人の美徳のひとつなのだから。 受け容れる。 他人の成功を平常心で受け入れる。 他人は他人。自分は自分。 自分の物差しで測って、 自分の到達度を見極めればいい。 受け容れる。 何かにチャレンジして、 1回でできない自分も受け容れる。 それが今の自分だから。 だが、 千回チャレンジすれば、 できるようになるかもしれない。 受け容れる。 無駄にした時間を受け容れる。 取り返そうとして がんばるパワーの源になるはず。 下につづく |
2009-11-05 |
基礎というのは、みんなができることでもあります。 淡々と、大きく成長していくために、 みんなができないことをやる必要はありません。 ただ、基礎を徹底する。 みんなができることを超徹底的にやる。 誰にでもできることを、誰もがやらないくらいやる。 すると、ある時点から急激に伸びがよくなっていきます。(略) 基礎の成果というのは目に見えない場合が多いので、 ついその部分をおろそかにしてしまう。 挨拶がしっかりできたとしても、 それだけで昇進できるわけではありません。 野球のグラブをひたすら磨き続けていても、それだけで、 イチロー選手のようになれるわけではありません。 しかし、それでもやるわけです。 基礎に真剣に取り組み続けていると、 地道なように見えながらも、 あとになってすごく大きな差となって表れるのです。 |
2009-11-04 |
人には特徴的なもののとらえ方があります。 ○楽観的な人は、うまくいっていることは、 ・自分がそれを招いていると考える ・それはずっと続くと思う ▲悲観的な人は、うまくいっていることは ・誰かのおかげだと思う ・それは今だけだと思う ○楽観的な人は、うまくいかないのは ・自分に原因はないと思う ・今だけだと思う ▲悲観的な人は、うまくいかないのは ・自分に原因があると思う ・この状態はずっと続くと思う ○楽観的な人は、うまくいくと ・それは全人格的に自分が素晴らしいからだと思う うまくいかないのは ・部分的だと思う ▲悲観的な人は、うまくいくと ・それは自分の部分的なことだと思う うまくいかないのは ・全人格的にだめだと思う |
2009-11-03 |
模倣こそ、想像の母なのです。 果たして独創性とは何か? たとえば、Aさんがあることを考え出したとしましょう。 人の一生なんて、たかだか知れています。 それなのに、次の人Bさんは、また1から Aさんの考えたことを始めなければならないのでしょうか? それでは学問の進歩など、とうていありえません。 Bさんは、Aさんが考えたことを理解します。 その段階で、Aさんの正しさを同時に 検証していることになります。 AさんはBさんが考えたことを理解したうえで、 さらにその先のことを考えついていくのです。(略) 私たちはストックを増やすことで、 初めてものを考えることができます。 |
2009-11-02 |
ある家庭での朝の出来事です。 学校に急いで出掛けようとしていた中学生の男の子が、 床の上に置いてあった灰皿を蹴飛ばしてしまいました。 吸いがらが散乱するな中で、男の子は怒鳴ります。 「こんなところに置いてあるから悪いんだ」 台所から母親が叫びます。 「お父さんが使った後、しまわないから悪いのよ」 父親は父親で、母親に向かって、 「お前が気を利かせて始末しておかないからだ」 と言い、息子に向かっては、 「もっと気をつけて歩け」と叱りつけ、 これまた不機嫌のまま出勤していきました。 かくて一家三人、それぞれに不愉快な思いを抱いて、 一日を始めることになったのです。 同じことが起きたとして、灰皿を蹴飛ばした息子が、 まず自分の不注意を詫びていたとしたら、母親も、 「私が片づけておいたらよかったのに、ごめんね」 と詫び、父親が、 「いや、僕が悪かった。昨夜使ったままにしておいて すまなかった」と謝っていたとしたら、 この一家三人はお互いに詫び合い、許し合って、 気持ちのいい一日を始めたことでしょう。 許し合うためには、まず当事者同士が、自分もまた、 許されなければならない、過ちの多い人間なのだ、 という自覚がないといけないのです。 |