■2009年11月19日の「今日のことば」■
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自分ひとりだけの力で生きている人はいない。
トーマス・ギブズ・ジュニア博士はこう話している。 「人はみんな過去の恩恵を受けている。 私たちがほしいままにしている自由は、 想像を超える犠牲のもとに勝ち取られた。 あらゆる特権も機会も、だれかが骨を折ってつくった。 私たちは毎日、 自分で掘ったのではない井戸から水を飲んでいる。 自分で焚きつけたのではない火で暖まっている。 自分で勝ち取ったのではない自由を謳歌している。 自分で制定したのではない制度によって守られている。 自分ひとりだけの力で生きている人はいない。 過去はすべて後世の私たちに投資されたのだ」 私たちには、自分でやるべきことは自分でやり、 後世のために何かを残す責任がある。
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この本では、さらにこんなこと言っている。
「残念なことに、 何か歴史に残るような大きなことでなければ 何もしないのと同じだと幻想を抱いている人が多い。 これはとても悲しいことだ。 どんなに小さなことでもいいから、 人のために何かをして後世に何かを残していこう。 たとえば読み書きがあまりできな人に読み書きを教えたら、 その人たちの人生は豊かになり、 もっと社会貢献できるようになるだろう。 また、いまの社会に必要なのは、 人に励ましの言葉をかけたり、自らすすんで親切にしたり、 心からの思いやりを見せたりすることだ。 そのように振る舞えば、次の世代の人たちに、 それが残され、伝わっていく」 そうだ、私たちは過去からの恩恵を受けて生きている。 だから、今生きている私たちも、未来の人たちに向けて、 何かを残す責任と義務があるんだなぁと思った。 それは、大きなことでなくてもよくて、 小さくても、自分なりにできることでもよいのだと思う。 |
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