■「今日のことば」カレンダー 2021年4月■
2024年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 112023年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2022年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2021年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2020年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2019年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2018年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2017年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2016年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2015年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2014年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2013年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2012年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2011年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2010年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2009年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2008年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2007年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2006年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2005年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2004年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2003年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2002年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2001年 : 11 12
2021-04-30 |
怒るときは、基本的に、 「怒りを感じた瞬間からあまり 時間をおかない」 のがベストです。 もしも、その場で言えなかったときは、 どうすればいいでしょうか。 そのときは、言うのをいったんやめて、 次の機会を待ってください。 そして、 「次に同じことがあったらこう 言ってみよう」 という具体的な内容を 決めておくとよいでしょう。 さらに念を入れるならば、 言うときには、 「言いにくいことを言うんですけど」 「私のあくまで個人的な感情ですが」 などと、クッションとなる言葉を 前にはさんでみてください。 その場合、あくまでも、 相手に心構えをさせるひと言を 選ぶのがおすすめです。 また、一般論ではなく、 「私個人的感情ですが」など、 「私」を出すこともポイントです。 |
2021-04-28 |
今(出版時)、僕たちは、 毎日YouTubeにネタを1本あげています。 (YouTube「ジャンジャルタワー」にて) 実は、新型コロナが拡がる前から 撮りだめをしていて、コロナの影響で 次々に舞台が中止になり始めた頃には、 4ヶ月分のストックがありました。 「毎日だと飽きられるのでは」 「戦略的に頻度を減らしたほうが 視聴数も上がるよ」 という意見をいただくこともあります。 でも、僕らは、自分たちが まず楽しむことを大切にしたい。 「毎日一つネタをあげたら楽しいな」 と思ったからそうしています。 (ジャンジャル 福徳秀介さんのことば) |
2021-04-26 |
手助けは、 親子であろうと他人であろうと、 自分が楽しめる範囲、つまり 余力の範疇で、行うことです。 経済的な援助も同じことが言えます。 子どもが困っているからといって、 自分の年金を削ってまで援助していては、 親の生活と気持ちは苦しくなる一方、 子どもは自立と試行錯誤のすべてを 失います。 「私がなんとかしなくては…」 という思いは、ときに依存を生みます。 できないことはお互いに助け合うことも 大切ですが、相手の役割や責任まで 奪わないことも大切です。 |
2021-04-22 |
夫婦間で、 「出て行け!おまえの顔など見たくもない」 「もう離婚だ!」 一方親子で、 「こんな子に育てた覚えはない」 「おまえなんて、生まなければよかった」 など、それがどんな状況であろうと、 この刃は、心を無残に切り裂きます。 売り言葉に買い言葉と言いますが、 感情的になって相手が発した言葉を そのまま受け止めて、こちらも 感情的に返すことを続けていると、 たいていの関係はそのうち壊れます。 なぜなら、こうして投げつけられた 言葉の刃は、相手を有無言わせずに 痛めつける凶器に他ならないからです。 その裏には「わかってほしい」 「自分を大切にしてほしい」という 思いが隠れていることもあるでしょう。 しかし、≪言刃≫は、からまった糸を ぶった切ってしまう≪刃≫です。 切られた糸は、結び直さないかぎり、 元には戻りません。 誰かを試そうと、あるいは、 あやつろうと投げつける言葉の剣は、 相手も自分も傷つける、諸刃の剣である ことを忘れてはなりません。 |
2021-04-20 |
これまで多くの方と向き合ってきた 中で出た結論の一つは、どんな人も、 見た目の印象やその姿からは想像できない 悩みや苦しみを抱えているのだ、という ことと同時に、同じ悩みを抱えていても、 幸せそうに見える人と、苦しみが にじみ出ている人がいます。 その違いは、問題の渦中の暗闇一点に立ち、 そこから抜け出せないと思い込んでいるか、 問題は、人生の中にある一部分だと、 切り離して解決のために向き合っているか、 ということです。 問題の中に自分がいるのではなく、 夢や希望、自由がある自分という世界の 中の一点に、一つ問題が起きているだけ。 俯瞰して自分を問題とを見つめることが できれば、問題解決の糸口は、 必ず顔をだします。 |
2021-04-16 |
アルコールを飲み、酔うと、 抑制がはずれて楽しくなる、能力が高まって 何でもできるような万能感が得られる、 悲しみや不安が鎮まって満された気分になる、 などなど、このような作用を 一度味わった人は、快感を再び得ようとして、 飲酒を繰り返すようになります。 つまり、 アルコールを飲むという行為の根底には、 心地よくなりたい、楽しくなりたい、 万能感を得たい、悲しみを忘れたいといった、 意識の変化を求める気持ちがあるのです。 しかし、 飲み続ければアルコールへの耐性が高まり 同じ量では同じ作用が得られなくなってしまうのです。 ところが人は、一度味わった意識の変化を 手放すことができず、同じ作用を得るために、 アルコールの量をしだいに増やしていきます。 これが依存の形成です。 こうなると、次には脳そのものが アルコールを飲んだときの状態に合わせて 変化していき、ついには、離脱症状 (不眠、手の震え)が出てしまうのです。 |
2021-04-14 |
アルコール依存の人は、周囲から 飲み方に問題があることを指摘されると、 最初は自分にアルコールの問題が あることを否定します。 「俺はアル中なんかとは違う。 あんなひどい状態ではない」と。 このとき、心の奥底には、 「問題があることを認めると、 節酒や禁酒をせざるを得なくなる」という 飲めなくなることへの恐怖感があります。 アルコールにとらわれていて、 アルコールのない毎日など考えられないため、 飲めなくなるのがいやでいやで たまらないのです。 ところが、 自分がしでかしたさまざまな事実を 指摘され、それを否定しきれなくなると、 今度はアルコール以外には何も問題がないと、 アルコールから派生したほかの問題を 「俺は仕事をして金を稼ぎ、家族も養っている。 酒の飲み方がちょっと悪いだけで、 他に問題はない」と否定します。(略) この「否認」が アルコール依存の大きな特徴の一つであり、 治療を難しくしている要因でもあります。 自分が病気であることを否定して限り、 たとえ強制入院させられても、 アルコールをやめることはできません。 したがって、アルコール依存の治療の 第一歩は、 「自分はアルコール依存という病気である」 と、認めることなのです。 |
2021-04-12 |
人間の脳は、新しいものを好む ネオフィリア(neophilia)という 性質を持っています。 この地球上で人間だけが進化と繁栄を得たのは、 人間が新しいものを好む性質を持っているからだ といっても過言ではありません。 これは裏を返せば、人間の脳にとっては 退屈が一番の敵だということです。 もっとも、退屈を感じるということは、 その人が成長している証拠でもあります。 子どもはすぐに退屈します。 子どもの脳がそれだけネオフィリアの 性質を強く持ち、新奇のものが脳の栄養と なっている証拠です。(略) 退屈の空気の中に長い間浸っていると、 人間の脳はだんだん退屈に慣れて、 成長が止まってしまいます。 そうならないうちに、自分の退屈感を 察知して、ネオフィリアを満足させる 行動を新たに見つけ出すことが大切です。 |
2021-04-09 |
「見栄」はいらない。 私も若い頃は、見栄を張っていました。 ネーム・ドロッピングもよくしました。 ネーム・ドロッピングとは、 自分のまわりの有名人のことを、 「あの人は私の友だちよ」 「○○って有名人は私のメル友なのよ」 なんて人に言いふらすこと。 これも一種の見栄です。 いま思うと恥ずかしいです。 自分に自信がないから、 有名人の名前をいっぱい出して、 本当の自分を隠そうとしていたんですね。 いじましいけれど、当時は、 不安でいっぱいだったんです。 けれど、ある時期から 「私は私」と開き直って、 自分を好きになるようにしたことで、 幸せのスイッチも入りました。 だっていくらまわりから 「あなたが好きよ」 「あなたはすばらしい」 と言われても、自分で自分を 否定してしまっていては 幸せになれないことに気づいたのです。 |
2021-04-07 |
怒りが渦巻いているようなところは 近寄らないにかぎります。 「怒り」の感情は、「上から下に流れる」 「伝染しやすい」という性質があるからです。 夫が自宅に帰ってきたときにイライラしていると、 妻も「なんで帰ってきてイライラしているのよ」 と思ってイライラしたり。 職場で一人の人が電話口で怒っていると、 その職場全体がぴーんと張り詰めた 悪い空気になってしまったり。 つまり、たいていの人は、 怒っている人に近づくと、多かれ少なかれ、 影響されやすいのです。(略) 近寄る必要がないものには近寄らない。 それを決められるのは自分自身です。 「イライラや怒りが充満した場所には 近づかない」 と決めるのも大事なことです。 |
2021-04-05 |
「怒り」の感情に悩む人を たくさん見てきて、思うことがあります。 まず、何より、ささいなことで イライラするのは避けた方がいい、と。 小さな怒りでも、毎日のことです。 積み重なれば、人生に大きな影響を与えます。 電車がこない、レジの進みが遅い、 部下が言うことをきかない、 上司は思いつきでばかり発言をする… そういったことに、いちいち腹を 立てていてはまず、自分が疲れます。 さらには、トラブルの発端となったり、 人間関係が壊れる原因になるなど、自分にも まわりの人にも損な結果を招きます。 じゃあ「「怒らない」と決めて過ごせば いいんじゃないか」という人がいますが、 そう単純な話ではありません。 どんなことにも「怒らない」と 決めるとどうなるでしょうか? 「怒りをため込んでしまう」人が多いのです。 すると、自分自身にも多大なる負荷、 ストレスを与えることになります。 結果、体調がすぐれなかったり、うつ病の ような心の病になってしまったりします。 |
2021-04-02 |
苦悩者がひと通り話した際に、それを まとめて、あるいは言いかえて伝える技術。 例えば、昨年妻が亡くなって以来毎日毎日 寂しくて、朝も晩もそのことを考え、仕事も何かを やる気がせず、年末には風邪をこじらせてあまり 良いことがなかった一年で、今年も気持ちが 晴れない日々が続いている…というようなお話を 30分くらい聴いたとします。その後に、 「そうすると、いろいろな苦しさの原因に なっているのは、やはり奥さまが亡くなられた ということでお気持ちのつらさが出ていると いうことですね」 と一番の原因になっているであろうことを 文字通りの言葉で「要約」します。 苦悩者は自分の気持ちが整理できていないことも 多いため、苦しさを話す際も、整理して話すのが 困難なことも少なくありません。 さまざまな話題が出て、時には脇道にもそれ、 そのうち結局何を言いたいのかわからなく なったりすることもよくあります。 ゆえに、 「そうすると困っていることは○と×ですね」 とか 「□と◎と●がつらいということですね。 一番つらくて、他の苦しみの原因とも なっているのは□ということでよいでしょうか?」 とこれまでの話をまとめ、可視化することです。 これが要約です。 |