■2021年04月26日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
手助けは、 親子であろうと他人であろうと、 自分が楽しめる範囲、つまり 余力の範疇で、行うことです。 経済的な援助も同じことが言えます。 子どもが困っているからといって、 自分の年金を削ってまで援助していては、 親の生活と気持ちは苦しくなる一方、 子どもは自立と試行錯誤のすべてを 失います。 「私がなんとかしなくては…」 という思いは、ときに依存を生みます。 できないことはお互いに助け合うことも 大切ですが、相手の役割や責任まで 奪わないことも大切です。
まゆの感想
「私(オレ)がなんとかしなくては…」
「私がなにがなんでも一人で、 なんとかしなくては…」 と、思い込んでいる方は、多いようです。 介護、子どもの生活、任されている仕事、 頼まれ事、人間関係などなど。 その背景は、いろいろあると思いますが、 「なにがなんでも…自分が」 と思い込んで、一人で抱え込み過ぎると、 自分自身も苦しくなってうつになったり、 共倒れになってしまう…というような 悲劇になることもあるようです。 ある意味で責任感が強いともいえますが、 手助けしていると相互依存に陥りやすく、 手助けしている人の役割や責任まで、 奪ってしまっている、こともあるそうです。 また、手助けされている方は、それが、 「生き甲斐になっている、喜んでいる」 「イヤだ、困っていると言わないから大丈夫」 などと勝手に思い込んでいることもある、 ということです。 もしも、体力的にも経済的にも、 精神的にも限界を感じていて、 とても今までのような手助けは無理、 と思うような場合には、 自分の本当の思いや、本当の現状を思い切って すなおに伝えるみることが大事だそうです。 小出しからでも。 また、最近は行政機関にも、 支援をする部署ができていたりもするので、 早めに相談してみることも大事ということです。 すぐには補助はしてもらえないかもしれませんが、 相談にのってもらえたり、地域事情を聞けたり、 次にとれる道が見えてくることもありますから。 本当の限界になる前に、 「私(オレ)がなんとかしなくては…」 「私がなにがなんでも一人で、 なんとかしなくては…」 という自分の思い込みを手放して 違う道もさぐっていきましょう~ そうしても、自分の価値は下がりませんし、 いろいろな手立ては必ずありますから。 |
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