■2021年04月22日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
夫婦間で、 「出て行け!おまえの顔など見たくもない」 「もう離婚だ!」 一方親子で、 「こんな子に育てた覚えはない」 「おまえなんて、生まなければよかった」 など、それがどんな状況であろうと、 この刃は、心を無残に切り裂きます。 売り言葉に買い言葉と言いますが、 感情的になって相手が発した言葉を そのまま受け止めて、こちらも 感情的に返すことを続けていると、 たいていの関係はそのうち壊れます。 なぜなら、こうして投げつけられた 言葉の刃は、相手を有無言わせずに 痛めつける凶器に他ならないからです。 その裏には「わかってほしい」 「自分を大切にしてほしい」という 思いが隠れていることもあるでしょう。 しかし、≪言刃≫は、からまった糸を ぶった切ってしまう≪刃≫です。 切られた糸は、結び直さないかぎり、 元には戻りません。 誰かを試そうと、あるいは、 あやつろうと投げつける言葉の剣は、 相手も自分も傷つける、諸刃の剣である ことを忘れてはなりません。
まゆの感想
いつも心に留め置いている言葉のひとつに
韓国のことわざがあります。 「行く言葉が美しい時、返る言葉も美しい」 ということわざです。 今の韓国状況を鑑みると、 こんなことわざがあるということは、 韓国の中でも、いろいろな感情的な言刃が 行き交っていて、それを戒めるために、 このことわざが生まれたのだろうな、 などと、ふと思いました。 と、最初から横道にそれましたが、 売り言葉に買い言葉、本気ではなかった、 つい言ってしまったなど、感情的になり、 言刃を振りかざしてしまっていることは、 切ないことですがあるものです(泣) そしてそれは、言った方は、 後でどんなに後悔しても、とりなしてみても、 謝っても、そう簡単にその言葉は取り消せず、 言われた方は、心の奥底につきささり、 何かあるたびにその言葉を思いだしてしまう、 そして、怒りや落ち込みを感じてしまう… などという状況に陥ることも多々あります。 しっかりとまた心しよう、 「行く言葉が美しい時、返る言葉も美しい」 こう言い換えてもいいかな、 「行く言葉が汚いとき、返る言葉も汚い」 と思ったしだいです。 |
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