■「今日のことば」カレンダー 2021年9月■
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2021-09-29 |
「○○について私は△△と思うのだけど、 あなたはどう考えている?」 と質問すると、相手から予想も つかなかった返事が返ってくる。 そこで刺激を受けて 「それなら□□についても同じことが 言えるんじゃないかな」 などと返すと、今度は相手が その発想の刺激を受ける。 そうした応答の繰り返しの中で、 予想もつかったアイディアが 突如創出される。 これが「創発」である。 質問力は、偉大な化学反応を起こす。 |
2021-09-27 |
何を感謝されているのか、 賞賛されているのかが、 明確であることも重要なことです。 「Bくん、月曜日のクライアントとの ミーティングじゃ、大活躍だったね。 君がプロジェクトに参加してくれていて 本当によかったよ」 Bくんは、なぜ自分がほめられているのか よくわかりません。 ほめられれば誰でも、そのときは いい気持ちになるでしょう。 しかし、それで終わりです。 そこから先、どの方向にも発展しません(略) しかし取るに足りない些事にばかり こだわる人だと思っていた上司が、 Bくんの人格や指導力を 評価してくれるとしたら、 しかもどこがどう良かったとはっきり 特定してほめてくれれば、それは非常に、 強力な「ことば」になるでしょう。 |
2021-09-25 |
「やれない人」はマネをすることに 抵抗を感じ、マネをしてはいけないと 考えてしまう傾向もあります。 そして、結局のところ考え過ぎてしまって、 せっかくいいお手本があっても、何も やらないまま終わってしまうのです。(略) マネをするという基礎を 飛ばしてしまうことは、0からすべてを 自分で考えなければいけないので、 やることがどんどん増えていってしまいます。 0を1に変えることは1を10に することより難しいと言います。 自転車でもこぎ始めが一番大変です。 何事もスタートは パワーと勇気を必要とします。 だからこそ、とにかく うまくいっている人のマネをしてみるのです。 すると、いいスタートが切れます。 いい型があるならばまずマネをして、 リズムをつかんでいくことに 抵抗を感じてはいけません。 |
2021-09-19 |
大皿からみんなで取り分ける食事は、 フランス家庭の基本です。 団らんが生まれますし、子どもにも、 特別扱いされずパパとママと同じものを 食べているといううれしさもあります。 家族ひとりずつ盛り付ける食事は、 小さなお皿が増えて片付けが大変だし、 お母さんだけが配膳に必死で、 並べ終わった頃には子どもは 食べ終わっているということも。 その点、大皿からの取り分けは、 真ん中の大きなお皿とそれぞれの 取り分け皿だけで洗い物が最小限。 料理をつくった人もいっしょに、 食べ始められるので、 いいことづくめです。 |
2021-09-17 |
自分で歩き、意思を伝えられるようになった 2歳くらいから料理を手伝ってもらっています。 最初は食材を洗ったり、 タマネギの皮を剥いたり 危なくないことから。 卵も2歳から割ってもらっています。 最初はぐちゃっとつぶし殻が入って しまいましたが、3歳になった今では、 とても上手に割るんですよ。 私が手を添えますが、食材を包丁で 切ることもできるようになりました。 長男は、今まで率先してお手伝いを してくれる頼もしい戦力。 一緒に作った食事だと、 モリモリ食べてくれる気がするので 「料理の間は向こうに行って」ではなく、 一緒に料理するのはおすすめです。 |
2021-09-13 |
重要なことは 人が何を持って 生まれたかではなく、 与えられたものを どう使いこなすかである。 |
2021-09-10 |
世の中には、 1.マイナス状態をゼロにする 2.ゼロをプラスにする 3.プラスをさらに伸ばす の3つのサービスがあります。 1.は、痛みや悩みを解消するもの。 治療のイメージです。 2.は、「今、困っているわけではないが、 あると嬉しいもの。お笑いなどの 娯楽や嗜好品のイメージです。 3.は、すでに良い状態をさらに良くするもの ディズニーランドのイメージです。 さらに自分のパフォーマンスをあげる などのサービスです。 1.は、痛みや悩みを解決するものですから、 利用時に罪悪感が出にくいです。 虫歯になったら歯医者に行きますし、 肩こりがひどければマッサージに 行きますよね。 ところが、2.3.のサービスは、 「絶対に必要」ではないので、 我慢しようと思えば我慢できるので、 ともすれば利用時に罪悪感が出ます。(略) 仕事や人間関係の転機にさしかかり、 「生き方を変えたい!」というときは、 「自分のため」を思い切って ドバッ!と投入してみましょう。 いつもより大胆に時間やお金をかけて、 自分を喜ぶことしてみるのです。 それは時に、これまでの自分の 価値観を覆すものかもしれません。 |
2021-09-08 |
営業職の繊細さんからは 「自分が心底いいと思える商品だと、 自信を持って売れる。 自分が好きじゃないもの、納得がいかない 商品を売らないといけないのは苦しい」 というお話をよく聞きます。(略) 繊細さんは感じる力が強く、 心の中の小さな違和感をそのままに することができません。 「この商品そんなに好きじゃない」 「お客様には不要では…」 と思っているたびに、ウソをついている 気がしてストレスがたまるのです。 逆に「この商品が好き」 「お客様のためになる」と思うと、 わかりやすく商品を説明するパネルを 作ったり、相手のニーズを細やかに キャッチしながら話をしたりと、 繊細さを活かして売り方を工夫し、 どんどん勧めていけます。 繊細さんが仕事で心置きなく力を 発揮するには、自分が「いい」と 思えることに携わる必要があるのです。 |
2021-09-06 |
かつて「どうして」は質問の言葉だったが、 いまでは批判の言葉をして用いられやすい。 子どもにとって「どうして」は、 親の不承認、失望、不満をあらわす。 「どうしてそんなことをしたの?」 という単純な一節さえ 「いったい全体、なんだってそんな バカなことをしでかしたんだ?」 という含みがある。賢い親は、 次のような害のある質問を避ける。 「どうして私が言うことを 片っ端から忘れるの?」 「どうしていつも時間に 間に合わせられないの?」 「どうしてそんなにだらしないの?」 「どうして口を閉じていられないの?」 このような答えようがない 質問をするかわりに、賢明な親は 思いやりある発言をする。 「覚えておくのが むずかしいこともあるわね」 「あなたが遅れると心配になるのよ」 「宿題をきちんと整理するために 何ができる?」 「あなたはにはいろいろな 考えがあるのね」 |
2021-09-04 |
5歳になるナンシーは、母親と いっしょにはじめて幼稚園を訪れたとき、 壁に貼ってある数枚の絵を見て、 大声でこうたずねた。 「ここに貼ってあるきたない絵、 誰が描いたの?」 当惑したナンシーの母親は、あわてて けわしい表情で娘を見て言った。 「あんなにかわいい絵ばかりなのに、 きたないなんて言っちゃダメでしょ」 ナンシーの質問の意味を理解した先生は、 ほほ笑みを浮かべて言った。 「ここでは、かわいい絵を 描かなくてもいいのよ。へんな絵を 描きたかったら描いてもいいの」 するとナンシーの顔に 満面の笑みがひろがった。 なぜなら、 「こんなにじょうずな絵を描けない 子はどうなるの?」という自分の 本当の疑問への答えを得たからだ。 |