■2021年09月06日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
かつて「どうして」は質問の言葉だったが、 いまでは批判の言葉をして用いられやすい。 子どもにとって「どうして」は、 親の不承認、失望、不満をあらわす。 「どうしてそんなことをしたの?」 という単純な一節さえ 「いったい全体、なんだってそんな バカなことをしでかしたんだ?」 という含みがある。賢い親は、 次のような害のある質問を避ける。 「どうして私が言うことを 片っ端から忘れるの?」 「どうしていつも時間に 間に合わせられないの?」 「どうしてそんなにだらしないの?」 「どうして口を閉じていられないの?」 このような答えようがない 質問をするかわりに、賢明な親は 思いやりある発言をする。 「覚えておくのが むずかしいこともあるわね」 「あなたが遅れると心配になるのよ」 「宿題をきちんと整理するために 何ができる?」 「あなたはにはいろいろな 考えがあるのね」
まゆの感想
最近、子どもと接する機会が増えて、
いろいろと考えさせられることが多く、 どう受け答えしたらいいのか、 どう対処したらいいのか、 と思い、この本を読みました。 外国の方が書かれているので、 日本の文化とは少し違うところも あるのですが参考になりました。 そして、読んでいくと、 これは大人たちにも当てはまるなあ、 と思うところもたくさんありました。 今日の「どうして?」という質問も、 大人だってそう質問されても、 「そう問われてもなあ…」と、 うまく答えられないし、下手すると、 言い訳して保身に走りたくなるなあ、 そして反発を感じるなあ、 などとも感じました。 「どうして?」と聞くより、たとえば、 「時間に遅れないようにするには、 どうしたらいいと思う?」 といっしょに対処を考える方が、 いいのだろうな、などと思いました。 なかなか忍耐がいりますが…(汗) |
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