■「今日のことば」カレンダー 2023年6月■
2024年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 112023年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2022年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2021年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2020年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2019年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2018年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2017年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2016年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2015年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2014年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2013年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2012年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2011年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2010年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2009年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2008年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2007年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2006年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2005年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2004年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2003年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2002年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2001年 : 11 12
2023-06-30 |
実は、自分の中にある真の問題になかなか 気づけない、深刻な悩みを抱える人に多いのは、 「自分の気持ちを全く言語化できない」 という問題です。 これは、非常に多いと感じています。 他人の気持ちや顔色ばかり見る傾向がある人は、 こちらが質問してもなかなか答えられないし、 自分の感情や気持ちに無頓着でほとんど 感心がありません。 自分の感情や感覚や思いという見えないものを、 言語化することができない人は、自分という 人間の輪郭が不明瞭という問題があります。 他人と自分との境目がつかずに、 相手に無意識に侵入したり、あるいは、 相手を侵入させてしまったりと、人間関係の トラブルにもつながりやすくなるのです。 |
2023-06-27 |
「利得」とは、利益、メリットを 得ることを表し、本書では、 「問題を持つことによるメリット」 のことを指します。 つまり 「人は問題を解決したいと思っている心の裏で その問題が解決してしまっては困る」 という一面を持っているということです。 ですから問題の持つ嫌な面(デメリット) だけではなく、問題を維持しようとする利得 (メリット)も同時に存在するから、 葛藤が起きるのだと考えるのです。(略) たとえば、やりたいことがあるのに なかなか行動できない人の中には、 失敗の恐怖という不快な感情を避けられるので 物事が達成できない人がいます。 反面「嫌なことを避けてラクをする」という 快を得るために、脳が楽な脳を選択して しまうので、これもまた 行動できなくなってしまいます。 結局、やりたいけれど行動するリスクを 取らないので何も達成できません。 それでは真の問題解決からは 遠のいてしまうのでしょう。 だとすれば、問題解決のために大事なことは、 「嫌なこと」だけではなく、 「利得の面」も重視する必要があるといえます。 |
2023-06-22 |
昔の私のようなおしゃべり好きの方には 特に、「聞かれたら話す」ということを おすすめしたいと思います。(略) 例えば、会議でも会食でも 「今日は、とにかく黙っていて、 何か聞かれたときだけ話すぞ」という 意識で臨むと、自然に聞き上手になります。 そうすると、まず、話している相手のほうは 機嫌がよくなりますし、 「あの人は、自分の話を熱心に聞いて くれるいい人だな」という感じを 相手に与えることができます。 さらに、相手に聞かれたことだけ、 ズバッと端的に答えようとすると、その人は、 ペラペラしゃべった人よりよほど、 いい印象を与えることができるのです。 逆に、自分から ペラペラ早口で話し出してしまう人は、 それができません。 そもそもおしゃべりな上に、自律神経が乱れて どんどん言葉が出てしまうから、 相手の言葉もよく聞いていません。 それで、相手が話し出しても、無遠慮に さえぎってしまったりする。そうなると、 相手はやっぱり不快に感じますから、 たとえいい話をしたとしても、その言葉は、 全く説得力ない、相手の心に届かないものに なってしまうのです。 |
2023-06-20 |
やらないことを決めて余裕を生み出す。 限られた時間の中で成果を出し、 やりたいことを実現するためには、 時間の使い方を効率的にするだけでは とても追いつきません。そもそも やることを減らさなければいけないのです。 そのためにあらかじめ作っておくとよいのが 「なにをするべきか」というリストに 加えて作る「なにをしないかリスト」です。 たとえば、 〇友人との交流以外の飲み会には参加しない 〇テレビは観ない 〇SNSをチェックする時間は1日 30分を限度にする 〇メールの確認は朝と夕方の2回のみにすること このリストを具体的に書いておくことによって 「どうしよう?」と悩む手前で判断を 自動化することができるようになります。 |
2023-06-16 |
仕事をするときに、 ほんの少しの工夫とともに、 「やることリスト」を作るだけで、 これまでさばききれなかった仕事が ラクにこなせるようになります。 一枚の紙に 「ブレインダンプのリスト」を 作ることで気持ちを落ち着かせ、 ストレスをやわらげることができます。 失敗が起こりそうな複雑な仕事を しているときには、 「チェックリスト」が 間違いを未然に防いでくれるでしょう。 読んでいる本や自分の内面を 「構造化リスト」に書き出して 忘れないようにできますし、 「バケツリスト」を使って、 将来の夢を具体化することもできます。 |
2023-06-13 |
ABSという自動車の安全装置があります。 安全装置なんだから、これがあれば事故が 減りそうな気がしませんか? もしドライバーが全く同じ運転をしていれば、 ABSが付いていない車よりも、 ABSが付いている車の方が 事故率は低くなるはずです。 開発した人も、ABS実用化のニュースを 聞いた人も事故低下を期待しました。 しかし蓋をあけてみると、 ABSが付いている車と付いていない車の 事故率は、ほぼ同じになったのです。 その理由を説明するのが リスクホメオスタシスです。 簡単にいうと、ドライバーが 「ABSがついているから前より安全だ」 と考え、 「これまでよりも、少しぐらい飛ばしたり、 乱暴な運転をしても平気だろう」 と思ってしまった。 安全装置がついて安全になった分を 「早く目的地を目指す」「適当に運転する」 という方向に振り分けてしまい、 結局事故率は変わらなかったということです。 |
2023-06-09 |
「家事をやらなきゃ」と構えてしまうと、 気力もいるし、いちいち段取りを 考えるのもストレスです。 効率化を考えるあまりに、 「家事は溜められるだけ、 溜め込んでからやろう」 という方もいるかもしれませんが、 いざ溜め込んでみると、その膨大な家事の量に イヤになってゲンナリすることも多いです。 そこでおすすめしたいのが、 なにかの行動の「ついで」に家事を 片付けることです。 〇トイレに行くついでにトイレを軽く掃除する 〇歯を磨くついでに、軽く洗面台を洗う 〇食器はシンクへ持って行ったら、 その時点で必ず洗う 〇お風呂に入ったら、最後に入った人が、 お湯を抜くのと同時に、風呂場を掃除する など、日常の行動と家事をワンセットにして 習慣化してしまえば、いちいち 「今から家事をやろう!」と構えずにすむので、 ストレスを感じづらくなります。また、 日常の行動と家事がヒモ付いているので、 家事を溜め込むこともなく 減っていくはずです。 |
2023-06-05 |
同じミスを繰り返してしまうとき、 その背景にはどんな要因が隠れているでしょうか。 一つには、体調が悪化することによる 集中力の低下が考えられます。 寝不足や栄養不足による身体の不調、 休息不足による疲労の蓄積などがあると、 思った以上に人間の集中力は低下します。 集中力が下がれば、当然ケアレスミスも増え、 普段ならしないようなミスを 起こしてしまうこともあります。 「なんだか最近同じミスが続いているな、また 同じミスを繰り返してしまうのではないか」 という不安を感じた人は、 最初に身体的な不調を疑ってみてください。 最近あまり眠れていなかったり、 食事をしっかり取れていなかったり、 忙し過ぎてリラックスする時間がなかったり… 何かしらの原因が思い浮かんだ場合は、まずは、 一度休んでリセットすることが必要です。 やらなければいけない仕事もあるでしょうが、 まずは家に早く帰って、 好きな食べ物を食べて、 早めに寝てしまいましょう。 十分な休息を通じて、心と身体を 健康的に整えてみてください。 |
2023-06-01 |
年収や仕事、既婚、モテ自慢、容姿、家柄… あらゆる会話にマウンティングは 潜んでいます。 自分がマウンティングされたとき、 「下に見られているのか」 「バカにされているのか」 と悔しさを感じるのは当然です(略) このマウントをとってくる人は、 自分の心が満たされていない人が非常に多いです。 きちんと自分の心が満たされていれば、 自分を肯定することができて、他人と 自分を比較する必要性を感じません。 しかし、マウントをとる人は、 「私のほうが上ですよ」と他人にアピールして 「自分はこの人より上だ」と思わないと 心が満たされることがありません。 いつまでも他人マウントし続けて、 自分は他人より上だと思えるところがないと、 自分を肯定することができない。 自分自身で自分の存在を肯定できないがゆえに 「他人から承認されたい」という欲求が とてつもなく強い、かわいそうな人なのです。 ですので、マウンティングされたときに、 悔しさを感じる必要は全くありません。 何を言われても、 「この人は自分を認められない かわいそうな人なのだな」と考えて、 「へぇ~」と相槌を打ち、 さらりとスルーしてしまいましょう。 |