■2023年06月27日の「今日のことば」■
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![]() 「利得」とは、利益、メリットを 得ることを表し、本書では、 「問題を持つことによるメリット」 のことを指します。 つまり 「人は問題を解決したいと思っている心の裏で その問題が解決してしまっては困る」 という一面を持っているということです。 ですから問題の持つ嫌な面(デメリット) だけではなく、問題を維持しようとする利得 (メリット)も同時に存在するから、 葛藤が起きるのだと考えるのです。(略) たとえば、やりたいことがあるのに なかなか行動できない人の中には、 失敗の恐怖という不快な感情を避けられるので 物事が達成できない人がいます。 反面「嫌なことを避けてラクをする」という 快を得るために、脳が楽な脳を選択して しまうので、これもまた 行動できなくなってしまいます。 結局、やりたいけれど行動するリスクを 取らないので何も達成できません。 それでは真の問題解決からは 遠のいてしまうのでしょう。 だとすれば、問題解決のために大事なことは、 「嫌なこと」だけではなく、 「利得の面」も重視する必要があるといえます。
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「病得」ということばもありますが、
これは、病気になると得られる利益のことです。 当人が意識しているかどうかは別にして、 たとえば、みんなにちやほや大事にしてもらえる、 仕事をしなくてもよい、などなどです。 これと同じように、できない、しない、 ことにも「利益」があるということですね。 たとえば、その利益には、 「~逃げる、避ける」 「~を得られる」があるそうです。 その問題や悩みを持つことで、 嫌なこと、傷つくことを避けられる、 嫌な感情や気持ちを感じなくてすむ、などです。 たとえば 「いつも言いたいことがはっきり言えない」 そんな自分がイヤだ、それが悩みと思う反面、 他の人から嫌われないですむ、 いい顔ができるなどがあるし、さらに、 自分の考えや意思を深く考えことから逃れられるし、 言いたいことを言った責任も負わなくてもよいし、 目立たなくてすむ…などなど。 もう一つは、たとえば、親と同居するのは、 指示や強制があったりするのでイヤだけど、 金銭的心配は少なく、仕事もそこそこでいいし、 食事や生活面も親任せでいいので、 自立はしたいけど、親元にいた方が ラクだという「利得」があるということです。 何かの問題(行動)や 解決できない、しないことの裏には、 もしかしたら、知られざる誰かしらの 「利得」もあるのかもしれません。 思いあたりますね~うんうん。 |
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