ことば探し
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■「今日のことば」カレンダー 2021年5月■

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2001年 : 11 12 
2021-05-28
水の流れにたとえると、
変化するというのは
小川のようなものであり、
いつもきれいな状態でいられますが、
流れない水は沼のような状態に
なってしまいます。

しかし、
流れない水が不要かというと、
そうではありません。
ため池などが作られた理由からも、
必要性はわかるはずです。
しかし、永遠に流れないと
腐ってしまうことも確かです。
この二つの違いを簡単に説明すると
次のようになるでしょう。

・変化はものを新鮮に保ってくれる
・固定化はものを一時的に扱いやすくする

製品も水も変化した方が鮮度を保てる
ということは、人間も変化したほうが
新鮮でいられるはずです。
固定化した制度のなかで同じことを
繰り返すことは、効率的などで
一時的な効果はあるでしょうが、
長期的な固定化は
やはり問題になるでしょう。

自ら変化していくことを
恐れないことです。
2021-05-26
私の見るところ、
美しい人は老いても美しい、
才能ある人は老いてますます磨きがかかる、
というのが事実です。

考えてもみてください。
美しい人とは、
美しくあることに
注意を怠らないでしょう。
才能ある人は、
才能に磨きをかけることに
躊躇しない人のことでしょう。

それを、年を取ったからやめる、
というのはよほどの「事故」が
なければなりません。

しかも、おもしろいことに、
才能ある人は、
自分の専門分野ばかりでなく、
いろいろと寄り道したり、
道草を食うのが好きなのです。

つまりは、好奇心の塊、新しいことに
トライする欲張り屋さんということでしょう。
ものぐさ、怠け者で、才能ある人は少ない、
と思ってください。
天才は、老いてますます天才、
ということになって、当然なのです。

それにいいのは老いてなお才能を
発揮する人は、余裕の人でもある、
ということです。
2021-05-24
有名な豪商、ジョン・ワナメーカーは、
「正しい礼儀というのは、“お金と同じだ”
 使い過ぎてもいけないし、また、
 けちけちしてもいけない」と言った。
この原則を守ったおかげで、
富と名声を得たのである。(略)

人間性の特色の中で、礼儀正しさほど、
人と交換しやすいものはないと思う。
それを他人に差し出せば、
必ず、返ってくるのだ。

また、相手に
自分は重要な人物なのだという
気持ちを起こさせる。
実のところ、失礼に扱われるほど、
人間のエゴをひどく傷つけるものはない。

相手に接するとき礼儀を失すれば、
相手の戦闘的な気持ちと敵意を
引き起こすことになる。
2021-05-20
更によいモノを創造するには、
どうすればよいのでしょうか。

それはよい点を増やすことです。
算数でいうと、
「マイナス要因」を減らすのではなく、
「プラス要因」を増やすことです。
マイナス要因が10点あっても、
プラス要因が20点になれば、
プラス10点になります。

マイナスの終着点はゼロですが、
プラスの終着点は無限大です。
したがって成長や拡大を求めるならば、
それを成長させることにエネルギーを
使うことを忘れてはなりません。(略)

一般的にはプラスの可能性の方が
大きいのです。
2021-05-17 私の母は、87歳で世を去りましたが、
生前、その母からよく
「あなたは何さまなの?」
と言われた記憶があります。

あなたは自分を何者だと思っているのか、
という「たしなめ」の言葉であって、
多くの場合、物事が思わしくいかなくて
プリプリしたり、イライラしている時に、
言われたものでした。

世の中が自分の想い通りに運ぶことなど
あり得ない、うまくいかなくて当たり前、
うまくいったらありがたいと思いなさい、
ということも耳にタコができるほど
聞かされて育った私は、
幸せ者だと思っています。
それだけ、無駄な苦しみから
解放されているからです。
2021-05-15
生来、他人に対して不寛容なところの
ある私は、修道院という共同生活も、
他人のすること、なすことを心の中で
批判したり、非難することが多く、
苦しんだものです。(略)

しかも不思議なことに、他人を批判したり、
非難したりすると、必ずといっていいほど、
その後で自分が同じことか、もっと
ひどいことをしでかすのでした。

たとえば、鍵をどこかへ置き忘れて、
大騒ぎをしている人を、
「まあ、不注意な人。あの人は
 いつもああなんだから」
と心の中で思ったとします。

その翌日、自分が鍵をどこかへ
置き忘れるのです。
仏教的にいえば、これはバチが当たった、
ということになるかもしれません。
私にとっては、自分の思い上がりを
正していただく良い機会だと
思っています。
2021-05-13
居心地のいい巣に住みたければ、
社会がよき方向に変わっていくように、
「蟷螂の斧(とうろうのおの)」でも
いいから一生懸命に振るって、自分で
かかわっていくことが大事だと思います。

与謝野晶子は、
社会は大きな殿堂のようなものだけど、
そこに自分が黄金のクギを1本でも打てれば
私の人生はよしとしよう、というような
歌を詠んだんですよ。
「劫初(ごうしょ)より作りいとなむ
 殿堂にわれも黄金の釘一つ打つ」
だったかな。
そういう、社会に対する謙虚だけど
確かな取り組みの意欲みたいなものは、
とても大事です。

子どもや愛する人、
後にくる若い世代に対して
ネガティブな負債ではなく、
ポジティブなギフトを残していきたい、
という思いは、その人を
健全な方向に導いていきますよ。
2021-05-11
従来型のやり方では
うまく物事が進まない、という状況のなかで、
ゼロから新しいことを始めて
変わっていく人もいれば、
立ちすんでしまって変われない人もいます。
そういう二極化が起きている、というのが、
この新型コロナの事態で感じていることです。

その結果として、
コロナ事態が明けたとき、
変わらなかった人は元に戻るのだと思います。
「よかった、よかった」と言って、
満員電車に乗って、効率の悪いハンコを
押すために会社に行く、という元の形に。

一方で、変わる人は、もともと
リモートワークに切り替えようと
していたのが一気に加速して、
会社にしても個人にしても、
どんどん変わっています。(略)

ただ、これ以上に
二極化が進んではいけない、
というのが私の言いたいことです。
分断を望んでいるわけではありません。

立ちすくんで
「何もできないなあ」と
言っている人には、
世の中はすごい速度で変わっていくと
いうことに、目を向けてほしいのです。
2021-05-06
「ネット上で『極端な人』が多い」
は、世界共通の認識。

なぜネットでは、このような奇妙な
現象が起こるのだろうか。
そのメカニズムを、最新の統計学や科学は、
解き明かしつつある。

そしてその背景には、次の4つの
「ネットが持ってしまっている根源的な
 特徴」が存在しているのだ。

1.「極端な人」はとにかく発進する
2.ネット自身が「極端な人」を生み出す
3.非対面だと攻撃してしまう
4.攻撃的で極端な意見ほど拡散される

最も大きい要因が、
ネットの言論空間とは、
極端で声の大きい人ほど、
誰にも止められることなく、
大量に配信できる場ということである。

■ほっこりしたい方、
ネコ好きさんにおすすめの本。

じいちゃんとタマの関係が
なんともよく特に1.2は
おすすめですよ~!!


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