■「今日のことば」カレンダー 2021年5月■
2024年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 112023年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2022年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2021年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2020年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2019年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2018年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2017年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2016年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2015年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2014年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2013年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2012年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2011年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2010年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2009年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2008年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2007年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2006年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2005年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2004年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2003年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2002年 : 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2001年 : 11 12
2021-05-28 |
水の流れにたとえると、 変化するというのは 小川のようなものであり、 いつもきれいな状態でいられますが、 流れない水は沼のような状態に なってしまいます。 しかし、 流れない水が不要かというと、 そうではありません。 ため池などが作られた理由からも、 必要性はわかるはずです。 しかし、永遠に流れないと 腐ってしまうことも確かです。 この二つの違いを簡単に説明すると 次のようになるでしょう。 ・変化はものを新鮮に保ってくれる ・固定化はものを一時的に扱いやすくする 製品も水も変化した方が鮮度を保てる ということは、人間も変化したほうが 新鮮でいられるはずです。 固定化した制度のなかで同じことを 繰り返すことは、効率的などで 一時的な効果はあるでしょうが、 長期的な固定化は やはり問題になるでしょう。 自ら変化していくことを 恐れないことです。 |
2021-05-26 |
私の見るところ、 美しい人は老いても美しい、 才能ある人は老いてますます磨きがかかる、 というのが事実です。 考えてもみてください。 美しい人とは、 美しくあることに 注意を怠らないでしょう。 才能ある人は、 才能に磨きをかけることに 躊躇しない人のことでしょう。 それを、年を取ったからやめる、 というのはよほどの「事故」が なければなりません。 しかも、おもしろいことに、 才能ある人は、 自分の専門分野ばかりでなく、 いろいろと寄り道したり、 道草を食うのが好きなのです。 つまりは、好奇心の塊、新しいことに トライする欲張り屋さんということでしょう。 ものぐさ、怠け者で、才能ある人は少ない、 と思ってください。 天才は、老いてますます天才、 ということになって、当然なのです。 それにいいのは老いてなお才能を 発揮する人は、余裕の人でもある、 ということです。 |
2021-05-24 |
有名な豪商、ジョン・ワナメーカーは、 「正しい礼儀というのは、“お金と同じだ” 使い過ぎてもいけないし、また、 けちけちしてもいけない」と言った。 この原則を守ったおかげで、 富と名声を得たのである。(略) 人間性の特色の中で、礼儀正しさほど、 人と交換しやすいものはないと思う。 それを他人に差し出せば、 必ず、返ってくるのだ。 また、相手に 自分は重要な人物なのだという 気持ちを起こさせる。 実のところ、失礼に扱われるほど、 人間のエゴをひどく傷つけるものはない。 相手に接するとき礼儀を失すれば、 相手の戦闘的な気持ちと敵意を 引き起こすことになる。 |
2021-05-20 |
更によいモノを創造するには、 どうすればよいのでしょうか。 それはよい点を増やすことです。 算数でいうと、 「マイナス要因」を減らすのではなく、 「プラス要因」を増やすことです。 マイナス要因が10点あっても、 プラス要因が20点になれば、 プラス10点になります。 マイナスの終着点はゼロですが、 プラスの終着点は無限大です。 したがって成長や拡大を求めるならば、 それを成長させることにエネルギーを 使うことを忘れてはなりません。(略) 一般的にはプラスの可能性の方が 大きいのです。 |
2021-05-17 |
私の母は、87歳で世を去りましたが、 生前、その母からよく 「あなたは何さまなの?」 と言われた記憶があります。 あなたは自分を何者だと思っているのか、 という「たしなめ」の言葉であって、 多くの場合、物事が思わしくいかなくて プリプリしたり、イライラしている時に、 言われたものでした。 世の中が自分の想い通りに運ぶことなど あり得ない、うまくいかなくて当たり前、 うまくいったらありがたいと思いなさい、 ということも耳にタコができるほど 聞かされて育った私は、 幸せ者だと思っています。 それだけ、無駄な苦しみから 解放されているからです。 |
2021-05-15 |
生来、他人に対して不寛容なところの ある私は、修道院という共同生活も、 他人のすること、なすことを心の中で 批判したり、非難することが多く、 苦しんだものです。(略) しかも不思議なことに、他人を批判したり、 非難したりすると、必ずといっていいほど、 その後で自分が同じことか、もっと ひどいことをしでかすのでした。 たとえば、鍵をどこかへ置き忘れて、 大騒ぎをしている人を、 「まあ、不注意な人。あの人は いつもああなんだから」 と心の中で思ったとします。 その翌日、自分が鍵をどこかへ 置き忘れるのです。 仏教的にいえば、これはバチが当たった、 ということになるかもしれません。 私にとっては、自分の思い上がりを 正していただく良い機会だと 思っています。 |
2021-05-13 |
居心地のいい巣に住みたければ、 社会がよき方向に変わっていくように、 「蟷螂の斧(とうろうのおの)」でも いいから一生懸命に振るって、自分で かかわっていくことが大事だと思います。 与謝野晶子は、 社会は大きな殿堂のようなものだけど、 そこに自分が黄金のクギを1本でも打てれば 私の人生はよしとしよう、というような 歌を詠んだんですよ。 「劫初(ごうしょ)より作りいとなむ 殿堂にわれも黄金の釘一つ打つ」 だったかな。 そういう、社会に対する謙虚だけど 確かな取り組みの意欲みたいなものは、 とても大事です。 子どもや愛する人、 後にくる若い世代に対して ネガティブな負債ではなく、 ポジティブなギフトを残していきたい、 という思いは、その人を 健全な方向に導いていきますよ。 |
2021-05-11 |
従来型のやり方では うまく物事が進まない、という状況のなかで、 ゼロから新しいことを始めて 変わっていく人もいれば、 立ちすんでしまって変われない人もいます。 そういう二極化が起きている、というのが、 この新型コロナの事態で感じていることです。 その結果として、 コロナ事態が明けたとき、 変わらなかった人は元に戻るのだと思います。 「よかった、よかった」と言って、 満員電車に乗って、効率の悪いハンコを 押すために会社に行く、という元の形に。 一方で、変わる人は、もともと リモートワークに切り替えようと していたのが一気に加速して、 会社にしても個人にしても、 どんどん変わっています。(略) ただ、これ以上に 二極化が進んではいけない、 というのが私の言いたいことです。 分断を望んでいるわけではありません。 立ちすくんで 「何もできないなあ」と 言っている人には、 世の中はすごい速度で変わっていくと いうことに、目を向けてほしいのです。 |
2021-05-06 |
「ネット上で『極端な人』が多い」 は、世界共通の認識。 なぜネットでは、このような奇妙な 現象が起こるのだろうか。 そのメカニズムを、最新の統計学や科学は、 解き明かしつつある。 そしてその背景には、次の4つの 「ネットが持ってしまっている根源的な 特徴」が存在しているのだ。 1.「極端な人」はとにかく発進する 2.ネット自身が「極端な人」を生み出す 3.非対面だと攻撃してしまう 4.攻撃的で極端な意見ほど拡散される 最も大きい要因が、 ネットの言論空間とは、 極端で声の大きい人ほど、 誰にも止められることなく、 大量に配信できる場ということである。 |