■「今日のことば」カレンダー 2009年9月■
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2009-09-30 |
多少の才能があっても、いつの間にか、 才能を使わない習慣が身に付いてしまうケースが あまりにもたくさんあります。 その原因は、われわれの中にある、 「すぐに言い訳をしたがる、という“くせ”」だと思います。 「仕方がない」「この年では無理」 「経験がない」「時間がない」などなど、 言い訳はいくらでも思い浮かびます。(略) 言い訳を口にするくらいなら、 「どうすればできるだろうか?」 「今、何ができるだろうか?」 「できるようになるために、なにを学べばいいのか?」 と、自分自身に問いかけることからはじめればいいのです。 |
2009-09-29 |
人生に起こるトラブルをたとえていえば、 大きなビルの一室で火災が発生したようなものだ。 その部屋のドアを閉めて、火をなかに閉じこめてしまえば、 火災がビル全体に広がる可能性は低くなり、 消化もしやすくなる。 だが、もしすべてのドアを開け放してしまえば、 火は一気に燃え広がり、大惨事になる可能性が高くなる。 ネガティブな出来事をその分野だけに 閉じこめてしまうというのもこれと同じだ。 |
2009-09-28 |
困難に直面したとき、 「なぜこんなことが、よりによってこの私に 起きなくてはならないのか?」とか 「よりによってなぜいまこんなことが…」 というふうに考えると、ペシミズムが増大してしまう。 心に弾力性がある人は、 そのような考え方に足をすくわれることなく、 問題を解決する方法は何かに注目する。 あなたももし、悲観的な考えに傾きそうになったら、 次のように自問するといい。 ◎最悪の結末は何か? (ここでは想像力をいくらたくましくしてもかまわない) ◎私はそのような状態になってもやっていけるか? (その状態の元で、自分がどのように行動し、 感じているかを心の中に描いてみる) ◎このことが実際に起こる可能性はどれくらいか? (専門家がみたら、その可能性は何%くらいだと言うか、 現実的に考える) ◎いい結果を確実に出すために、自分には何ができるか? (あなたの鮮やかな想像力を、悲観的ではなく、 建設的に用いる正念場。 自分にできることのリストをつくってみよう) |
2009-09-25 |
あなたの言葉が、 春のようにあたたかく 優しいものになったとき、 世界もあなたに 優しくしてくれるのです。 |
2009-09-24 |
私たちは、 愛する者を持っていない淋しさも味わいますが、 反対に、愛する者を持ってしまったがゆえに、 味わわねばならない淋しさ、孤独もあるのです。 それに耐えるのも愛の一つの姿だと知りましょう。 「淋しさは愛するためにある」 私の好きな言葉の一つです。 |
2009-09-23 |
できるなら一生涯を通じて取り組み続ける ライフワーク的な仕事とかテーマ、あるいは生涯をかけて 手に入れたい何かがあるのは素敵です。 そういうのを“夢”という言葉で表現しますよね。 夢って、やっぱりあったほうがいいんです。 でも夢というからには、 大きくて少しばかり遠い目標でしょ? だったら、おおらかな気持ちで、いつか必ず実現する日を 心においてイメージしながら、でもいつもは、 夢のことばかりでなく、もっともっと小さなことや 当たり前のこととか、ごくごく日常的なことを 楽しむ余裕が柔軟性があったほうがいいと思います。 |
2009-09-22 |
誰にでも他人言えない悲しみや苦しみがあるのだ、 そういうものを抱えて生きているのだと思う時、 私たちの相手に対する思いとまなざしは 優しくなるのではないでしょうか。(略) 「どうして、なぜ」と、他人を咎めたくなる日に、 「誰だって、他人に言えない苦しみ、悲しみがある」 という思いが、 私を少し優しくしてくれたように思います。 人はそれぞれ、悲しみであれ、苦しみであれ、 “目には見えないもの”を持って生きているのです。 このことを忘れないで、自分の生き方を正し、 他人の生き方への理解を深めてゆきたいと願っています。 |
2009-09-21 |
星の王子さまは地球上に何千本と植えられているバラの中に、 自分が星に残して来たのと同じ花を見つけることができなかった。 いぶかる王子にキツネが言う。 「君があのバラの花をたいせつに思うのは、 そのために無駄な時間を使ったからだよ」 面倒に思いながらも水をやり、虫を取り、 風よけを作ってやった時間は、いつしか、 王子とバラの花との間に愛情を育てていた。 お金にならない時間、得にならない時間、 その意味で無駄な時間の中にしか愛情は育たないのだ。 スピード至上、インスタント万能の世の中に、 待つことのたいせつさ、無駄な時間の価値を説くこと自体、 時代おくれ、見当違いだと言われるかもしれない。 しかしながら、待たないですむ人生などありはしないのだ。 そうだとしたら、待つことの意味も知らなければならない。 |
2009-09-18 |
悟りとは… 希望を持って 肝をすえること 悩んだら 悩んでいい 迷うなら 迷っていい 苦しむなら 苦しんでいい 不安なら 不安でいい 落ち込んだら 落ち込んでいい 真っ暗なら 真っ暗でいい 暗い現実であっても 逃げないで ありのままを 受け入れよう そして あせらないで 手探りで 一番いいと 思うことを 一つひとつ やっていこう やがて 東の空が 明るくなる |
2009-09-17 |
どんなに順調に人生を歩んでいるときでも、 生きている限り人生には常にリスクがつきまとうものだ。(略) よりよく生きていくためには、 リスクを避けるのではなく、 リスクに強くなるしかないだろう。 安全とはリスクのない状態ではない。 リスクを最小限にとどめる心構えと準備が できている状態のことである。 今必要なのは、リスクを避ける手立てではなく、 リスクをコントロールする発想だ。 |
2009-09-16 |
私たちにはいつも共通の目的があり、 生まれてきた優しい意味があるのです。 それは魂の〈進化成長〉という 最高にあたたかく幸福な目的です。(略) たとえば今日かたくなだった心を、 あたたかな春を迎えるようにやわらかく優しくしてゆくこと。 文句ばかりだった心を、 あたたかく感謝であふれたものにしてゆくこと。 また、それまで隠れていた愛の心を表に出して、 もう一度純粋(ピュア)な自分を回復させること…(略) 進化とは、より大きな自分に戻ってゆくことなのです。 幸福な海のように、キラキラと輝いた 優しい自分自身につながってゆくことです。 |
2009-09-15 |
一隅を優しく照らすためにいのちは生まれるのです。 誰にでも、与えられている場所というものがあります。 人にはそれぞれ、自分の受け持ち範囲というものがあって、 誰もが自分の中にある愛で、自分に与えられた一隅を 優しく照らすために生まれてくるのです。 どんな方も意味がなく生まれてきたわけではありません。 あなたが生まれたということ、 それは誰もが一隅を優しく照らす愛のエネルギーの通路として 存在しているということなのです。(略) たとえばニコニコとあたたかく微笑んでいる。 まるで花が咲くように楽しそうに笑う、 今日出合った人と気持ちよく過ごす、あたたかい声をかける。 誰かが落ち込んでいたら、その人を心で包み込んで励ましてみる。 ビジネスだけど、レターには必ず一行のあたたかみをそえる。 そんなささやかな光り方でいいのです。 それは誰かの心を、あなたの住むこの世界を あたたかく存在で照らしていることになるからです。 |
2009-09-14 |
誠意とは、真心であり、 心をこめて相手にあたることである。 相手のために、できる限りのことは尽くす。 誠意の出発点はここにある。(略) 誠意は表現され、相手に伝えて初めて力を発揮する。 できないことでも、やるだけやってみる。 最初からだめとわかっていても、なんとかあたってみる。 それでだめなら、人間、納得するものである。 誠意を感じるからだ。 |
2009-09-11 |
人はみんな順調にいっているのに、 自分はくすんでいくようで嫌、このままじゃいけない。 何もしないうちに時が過ぎていくように思える…(略) この悩みは、自分が不調なときに、 陥りやすいワナといえるでしょう。 自分がどうしていいかわからなくなると人間はとたんに、 他人はうまくいっていると羨ましく思い、 環境や条件の比較を始めるのです。 人はいいなあと、そう思ったとき、私は、 「今調子が悪いんだ、 だから自分は周りの人を羨ましがっている」 と気づくようにしています。 人間には波があります。 いつもいつも好調で自分のやるべきことや、 やりたいことが見つかるわけではありません。 グズグズしていたかったり、何をしてもうまくいかない 不調なときもあるのです。不調はときは、 そんな経験にも意味もあるのだと思ってください。 そして不調でもできること、目の前にある仕事を 手抜きせずに、嫌がらずにやってみることです。 |
2009-09-10 |
若い人の特権のように考えられている「愛」も、 実は、年老いた人にこそより重要なものであって、 老いた人こそ、愛するものを持ち、 愛されて生きることが必要なのだ。 もちろん、その愛は激しく燃え上がる愛ではないだろう。 むしろ、相手をそして自分を心から“たいせつ”に思い、 いとおしむ心である。 数々の冷厳な老いの事実の前に、 ともすれば崩れそうになる自分、 「早く死んだ方が迷惑にならないのではないか」と 存在への自信を失いがちな自分が生き甲斐を持ち、 また他人にも、生き甲斐を持たせて生きること、 これ以上に、大きな自分への優しさ、 他人への愛はないと思うこの頃である。 子ども笑うな 来た道じゃ 老人 笑うな 行く道じゃ すべての人が心にとめたい句である。 |
2009-09-09 |
うまくいかないことばかりで、もう耐えられないと 感じたときには、 「この状態も必ずいつか終わる」 と、自分に言い聞かせましょう。 あなたが挫折にうちひしがれていたとしても、 人生は続いていきます。 明日になればまた新たな1日が始まり、 世界はいつもの営みを繰り返します。 あなたの失敗や成功は一時的な状態に過ぎません。 自分を憐れみ続けることもできますが、 この世界は手を差し伸べたりはしません。(略) 自分を憐れんで時を浪費するのはやめ、 目標を定めてそれに向かって挑戦していきましょう。 |
2009-09-04 |
他人から嘲笑されても、 それしか自分を活かせる道がないとわかったら、 それに徹することである。 かっこういいか悪いかは、問題ではない。(略) 「自分は自分と割り切る」ことである。 いいかっこうをしようとして、 他人のペースにはまると自滅することになる。 どれだけ他人から挑発されても、自分を励まし続けて、 自分のペースを保持し続けることである。 かっこうをつけようとすれば失敗する。 |
2009-09-03 |
人間の一生の間に、大きな幸せと呼べるものは、 数える程しかないものだ。 結婚式当日の2人の幸せは輝くばかりのものだろうが、 その後に続く日々は決してその連続ではなく、 平々凡々たるものだろう。 その中で幸せになるということは、 小さくてもいい、「ああ、幸せ」と 思える機会をふやすことにかかっている。(略) ささやかな幸せを味わいつつ生きるというのは、 皆が口々に 「おめでとう、よかったですね」と 言ってくれる日々を過ごすことではなくて、 人知れず自分が心の中に、 「よかった」と感じることのできる瞬間を より多く持って生きることではないかと思っている。 |
2009-09-02 |
子どもをほめてあげるとき、もっとも大事なのは、 結果ではなくプロセスをほめてあげることです。 結果のことは、その子がいちばんよくわかっているのですから、 それはもう親がとやかく言う必要などありません。 結果をほめるというのは、評価にほかなりません。 結果がどうあれ、それよりもその子が歯を食いしばって がんばってきたことを見逃さず受けとめてあげてほしいのです。 人知れず努力したことをきちんとわかってもらえたとき、 つらいことを成し遂げて、その苦しかった気持ちを しっかりと受けとめてもらえたとき、 お母さんのほめ言葉、お母さんからの愛情として、 子どもの胸にしっかりと届くのです。 |
2009-09-01 |
自分の人生を一夜にして変えようなどと思ってはいけません。 小さな習慣から始めてみましょう。 「自分は○○だ」という、自分自身に関する思い込みの 言葉を積極的なものに変えてみましょう。 そして、一度身に付いた古い習慣が、実り多い、貴重な、 新しい習慣に置き換えられることを実感出来る日まで、 自分自身に語り続けてください。(略) 私たちは、習慣の生き物です。 しかし、いったん備わってしまった習慣でも 変えることはできます。 |