■「今日のことば」カレンダー 2024年3月■
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2024-03-28 |
「私打たれ弱いんです」 「すぐに凹んでしまうんです」 などという人は、意外に多いものです。 ささいなことで動揺したり、人前で緊張したり、 苦手な人にビクビクしたり、人と合うと ぐったり疲れたり…といった、 人一倍感受性が強い人は、心理学用語で HSP(Highly Sensitive Person)とも 呼ばれています。 (病気ではなく、心の傾向です) 人間の約2割がHSPに相当するといいますが、 実感として、日本人はもっと多いように感じます。 それほど繊細ではない多数派は、 「メンタル弱すぎ!」などと言って 片付けようとしますが、傷つくんだから しようがないのです。そんな人は、 こんなふうに考えるクセをつけてください。 1.他人や出来事と自分に関連づけないこと(略) 2.人は自分のことを、あまり気にしていない(略) 3.自分のペースで、自分なりの距離感をもって 人とつき合うこと(略) |
2024-03-27 |
ネガティブなメッセージでは、 人は動きにくい。 多くの人にとって、 ビクビクするより、 わくわくするほうがいいのは、 あるベテランの家庭教師の先生から 聞いた次の言葉からも言えそうです。 「脅して、よりがんばって勉強するのは 上位1割の子どもだけで、 ほとんどの子どもは脅すと 萎縮して逆効果になる」 もしあなたが営業マンだとして、上司から 「契約を取ってこないと、クビが飛ぶぞ」 と言われるのと、 「契約を達成したら、ボーナスが こんなに上がるよ」 と言われるのの、 どちらのセリフのほうが やる気になるでしょうか。 |
2024-03-22 |
私たちは 「見られている、知られている」 というストレスに耐えられるほど 心が強いわけではない。 「これ以上は立ち入らないで」 とどこかで他人の注目を防げないと 知らない間に心ばボロボロになってしまう。 個人的には、 芸能人ももっと自分のプライバシーを 強調してもいいと思っている。 また私たちも、サービス精神で 自分の休日や家族の写真をネットで 公開し過ぎるのはやめたほうがよい。 「ここから先は私だけの秘密」 こんなフレーズはいまも 十分に価値を持っている。 ネット社会になったからこそ、 自分だけの時間や情報を守る権利を これまで以上に大切にすべきなのだ。 |
2024-03-18 |
とっさに言い訳する人は、 自己正当化のために他人や状況のせいに してしまいます。 これを「他責」といいます。 たとえば、大切な商談に遅刻してしまった場合に 「申し訳ございませんでした」と即座に謝罪せず、 「道が混んでました」「電車の遅延で」 「前の会議が長引きまして」などと、 真っ先に自分以外に原因があることを 伝えようとします。 「仕方ない」で終わる場合もありますが、 たとえそれが真実だったとしても潔さが 感じられず、かえって印象を悪くしがねません。 本当は自分が悪いと思っているのに、 プライドが邪魔をして謝罪が遅れがちな人もいます。 何ごともなかったように接してきて、 なんとなく時間が経過する… 問題について触れることのないまま うやむやにされると、信頼は損なわれます。 また、プライドが高い人ほど、 「謝罪=負けること」と とらえる傾向があるようです。 自分の評価を下げないために、 何があっても謝罪しないという態度は 見苦しいものがあります。 |
2024-03-15 |
つぎの二つを意識すると、 劇的に人間関係が変わり、 人生も好転していきます。 ◎「人にどう思われるか」より、 「自分がどうしたいか」を優先する ◎「人の声」から自分に必要な情報だけを 厳選して、要らない情報は捨てる まわりの目や言葉で心が揺れそうになっても 「自分がどうしたか」に立ち返って考えると 心の軸をリカバリーできます。 人からなにか言われて、心変わりするようなら それだけのものだったのでしょう。 自分の選択に自信が持てると、 「みんなに認められなくても、好かれなくても しようがない」 という気持ちになれるものです。 そのうえで、自分に必要な情報だけを選んで、 後は捨てることが大事。 自分が成長するため、目的を叶えるための 情報のみを選択しましょう。(略) 「社会のものさし」も「他人のものさし」も 生きていく上では必要不可欠なものですが、 その前に、「自分のものさし」を もっているかどうかが一番大事なのです。 |
2024-03-13 |
なにかと比較して優劣を競う相手と、 つい張り合ってしまう。 「あなたが悪い」と批判する相手に対して、 言い返さなきゃ気がすまない。 いつも口論でやり込められている相手を、 なんとか打ち負かしたいと考えてしまう。 自分の価値観を押し付けてくる相手に、 必死になって抵抗する…。 であれば、いつもイライラ、 ヘトヘトになっているはずです。 このような「戦い」をするのは、 大損をしているということ。 膨大な時間とエネルギーを無駄に使った上に 人間関係は悪化して、仕事や生活の質にも 影響してくるのですから。 勝ってもなんのメリットもない相手なら、 戦ってもバカバカしいだけです。 目の前の小さな戦いに執着することは、 あまりにもリスクが大きすぎます。 |
2024-03-10 |
自分が知らないことに遭遇したとき、 「わかりません」と言えなくて、ついつい 知ったかぶりをしてしまうことって ありますよね。 特に相手から 「知っていることが常識」のような 言い方をされた場合に「知らない」と 言うのは勇気がいることです。 誰だってばかな人だと 思われたくないですから。 けれど本当は見栄なんて捨てて、 知らないことは知らないと 言ってしまったほうが、 断然、得ですよね。 知っているふりをしてかみ合わないまま 会話を終えるより、 「わからないので、教えてください」 と言える人のほうが、 「この人は素直だな」と、逆によく 思われますし、知らないままだった情報が、 自分の知識になったりするのですから。 |
2024-03-08 |
持てるエネルギーを注ぎ込んで、 本気でチャレンジし、それでも 目標が達成できなったら、誰だって 悔しい気持ちになりますよね。 でも、一番になれる人はたった一人。 その陰にはがんばったのに 評価されない人が必ずいるのです。 そんなとき、 「次はもっとがんばろう。 彼にもできたのだ。 同じ人間がやったことなら、 自分にも可能性はある」と 悔しさを自分に向け、 力に変えることができる人が 成功するのです。 |
2024-03-04 |
注意すべきであるのは、 人の行動の多くは、非合理的であることだ。 もちろん、自己利益(金銭)が優先事項に なることもあるが、最終的に人を動かすのは 「快、不快」あるいは、 「好き、嫌い」の感情である。 利益を捨てても、憎い相手には 頭を下げないことはよくある。 そういう観点から見れば、 攻撃的で不寛容な人たちは、 自らの感情に忠実な人たちと 捉えることができるかもしれない。(略) 現在の日本においては、 ジャーナリズムにも人権団体にも、 宗教団体にも属しない普通の個人が、 無関係な他者を徹底的に糾弾するという、 過去にはみられない事態が頻繁に起きている。 この「不寛容」という現象は、 ある意味、現在の日本人社会を特徴的に 表しているようにも思える。 |