■2024年03月18日の「今日のことば」■
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![]() とっさに言い訳する人は、 自己正当化のために他人や状況のせいに してしまいます。 これを「他責」といいます。 たとえば、大切な商談に遅刻してしまった場合に 「申し訳ございませんでした」と即座に謝罪せず、 「道が混んでました」「電車の遅延で」 「前の会議が長引きまして」などと、 真っ先に自分以外に原因があることを 伝えようとします。 「仕方ない」で終わる場合もありますが、 たとえそれが真実だったとしても潔さが 感じられず、かえって印象を悪くしがねません。 本当は自分が悪いと思っているのに、 プライドが邪魔をして謝罪が遅れがちな人もいます。 何ごともなかったように接してきて、 なんとなく時間が経過する… 問題について触れることのないまま うやむやにされると、信頼は損なわれます。 また、プライドが高い人ほど、 「謝罪=負けること」と とらえる傾向があるようです。 自分の評価を下げないために、 何があっても謝罪しないという態度は 見苦しいものがあります。
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昨今の、政治家のいろいろな出来事に
対する答弁を見聞きすると、 よくこここまで「他責」にするなあ、 こんなに「他責」にして平気なのだなあ、 とあ然としてしまいます。 秘書が、誰かが、とか、 そのことをまったく知らなかったとか、 多様性を持ち出してみたり、 よく大勢の前で、答弁できるものだな、 恥ずかしくないのか、罪悪感もたないのか、 などと思ってしまいます。 でも…たぶんですが、 そんな気持ちを持っていたら、 とても答弁できない、のかもしれません。 自分や自分の立場、特権を守るため、 自分が責任をとりたくないがため、 プライドを保つため、勝ち抜くために 見苦しく見えてもよく、 どんな答弁でもしてしまう、 のかもしれません。 うーん… 潔くはないし、信頼はとても持てないし、 見ているこちらのほうが恥ずかしい… 政治家としてどうよ? と思ってしまいます。 人間そんなに立派な人はいないと思いますが、 自分に嘘をついて生きていくのはイヤだな、 恥も外聞もないのはイヤだなと思うこの頃です。 |
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