2019-07-31
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「人のふり見てわがふり直せ」
他人の言動によくない点を見たら、その人に注意する前に、
自分も同じようなことをしていないか確かめよう。
自分の行いには気づかないが、他人の行いは目につくので、
それを自分のよりよい行動のために参考にするというのが、
このことわざが教えるところである。(略)
しかし、最近の日本人は、
このことわざを曲解していないだろうか。
他人の好ましからざる行為を見て、
「みっともないなあ、
自分はあんなことをしないように気をつけよう」
と思うより、
「他人がやっているのだから、自分もやってもかまわないだろう」
と思う傾向が強くなっていないだろうか。
「人のふり見てわがふり直せ」ということわざの機能が、
今日の日本では低下しつつあるような気がする。
かつて冗談として聞いた、
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」
というブラックユーモアが実効的なものとして
社会に受け入れられつつあるようだ。
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2019-07-30
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マラソンは、一度リタイアすると癖がついてしまう。
そう、やめるという行為は癖になるんですね。
いったん走ることをやめてしまうと、
それ以降、意外とラクにやめられるようになる。
1回やってしまうと、同じ地点で
毎回リタイアしてしまう人もいるくらい。
心の中では「今回だけ…」と思っていても、
身体が反応してしまうようです。(略)
一度やめると癖になる。
そのことは、スポーツの世界に限った話ではないと感じます。
会社を「なんだか嫌だから」と一度やめてしまうと、
他の会社に行っても辛抱がきかなくなります。
やめることに抵抗がなくなって、
「また嫌になってきたからやめよう」と、
容易に選択できてしまうのです。
途中でやめるくらいなら、最初から辞退したほうがいい。
一度やると決めたことを途中でやめるより、最初から、
かかわらないと決心したほうがまだいいとわたしは思うのです。
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2019-07-29
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多くの人が、だれかと自分をくらべてしまう。
たとえば、トップアスリートはこのくらいのタイムで走っている、
優秀な先輩はこんなタイムで走っている、
同世代のすばらしい選手はこのタイムで走っている…
そうした人たちとくらべて、自分がそこに達していないことに
気づくと、焦り、あきらめ、最後はやめてしまう…
私は人とくらべても、
「自分は劣っている、ダメだ」と思うよりは、
「よしっ、もっと頑張ろう」と思うことが圧倒的に多かった。
つねに人より下だったから、自分より上の人を見たら、
「そこに追いつこう」と思っていました。
もちろんオリンピックの選考のときや、ケガをしていたときは
不安に思うこともありましたが、最初から人より下にいたことで
他の選手に抜かれてしまった、評価が落ちてしまったと
ショックを受けて落ち込むことはなかった。
むしろ、「自分はこれからずっと上がっていけるんだ」と、
つねに自分が伸びていく可能性だけを感じていたのです。
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2019-07-24
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疲れて、「包丁すら持ちたくない」という日もあります。
そんな日の晩ごはんは、潔く炊きたてのごはんのみ。
私は「お米さえおいしく食べられれば、人間なんとかなる」
と、考えているところもあって、そんな日は、
あれこれおかずに手を出さないほうがいいのです。
炊きたての土鍋ごはんに、
冷蔵庫にある常備菜をちょこちょこ添えて。
疲れた身体には、それだけでもしみわたって、
「あ〜、明日からも、またがんばろうかな」
という気持ちになれるから不思議です。
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2019-07-23
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私はトップ営業マンにこのように質問します。
私「お客様から断られることなんてないのでしょうね?」
トップ営業マン「はあ?そんなわけないだろう」
私「じゃあ、断られることもあるのですか?」
トップ営業マン「当たり前だ、しょっちゅう断られているよ」
私「本当ですか!」
トップ営業マン
「営業をやっていて断られない人なんて存在しないよ」
当時これは衝撃的な言葉でした。
トップ営業マンは流れるようなトークをしてスイスイ契約を
とってしまう…と勝手に勘違いしていたのですから。
勘違いに気がついたと同時になんだか少し安心しました。(略)
トップ営業マンも毎日断られている、
それはダメ営業マンと変わりありません。
しかし、大きな違いがあります。
それはトップ営業マンは切り替えが早いということです。
「クヨクヨ考えればネガティブなことを引き寄せる」
ということを、結果を出す人はよく知っています。
意識的に気持ちを切り替えているのです。
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2019-07-22
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営業をしていれば、どんな人でもつらい目に
あうこともあるでしょう。
・信じていたお客様にウソをつかれた
・契約後にキャンセルになった
・途中までうまくいっていたのに、ケアレスミスで断られた
などなど。
さまざまなことが起こります。
そんな時は、
一刻も早く帰って寝てしまうことをおススメします。
脳科学の本によると
「十分な睡眠をとると脳が活性化しやすくなり、
困難な問題を解決するのに役立つ」
というデータがあるといいます。
そう難しく考えなくても、誰しも、
「一晩寝たらスッキリした」
という経験をしたことがあるでしょう。
体が疲れていると心もネガティブになりがちになります。
逆に体の疲れが取れただけで気分がすっきりすることもあります。
ミスを犯してしまったらその日に反省して、
早く帰って寝てしまいましょう。
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2019-07-19
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デンマークに住む小学二年生の友人の夏休みの宿題。
1.はがきを送る
2.本を一冊読む
3.普段あまり遊ばない人と遊ぶ
4.大きなアイスクリームを食べる
5.ちょっと退屈する
6.朝遅くまで寝る
7.家族に朝ごはんをつくる
早寝早起き、ラジオ体操と言われる
日本の小学生とは大違いですね。
さらに驚くことに休むことを大切にするのは
大人も同じで、約3週間の休暇に入る直前、
「休暇を楽しめないと困るから、体調管理のために休みます」
と仕事を休む人もいるそうです。
びっくりを通り越し、開いた口がふさがりません!
でも、私の夫は普段働きづめで、
年一回の家族旅行では、必ず寝込みます。
デンマーク人を見習った方がいいかもしれませんね。
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2019-07-18
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人の命は尊く、いつ延命治療を中止すべきかは
大変難しい問題です。
しかし、たった一人それを決定する権利を持っている人がいます。
それは、家族でもなく、ましてや医師でも看護婦でもありません。
いつかは必ず終末期医療に直面するであろう、あなた自身です。
日本では、無意味な延命治療の中止を求める患者の事前の
意思表明すなわちリビング・ウィルは、欧米のように
法制化されているわけではありませんが、
自己決定権は認められています。
日本の憲法学者もリビング・ウィルに書かれている
延命治療の中止の要請は、憲法が保障する自己決定権に
該当することを認めています。(略)
あなた自身も必ず1回は自らの終末医療問題に直面します。
その時に備え、ぜひとも、リビング・ウィル
「終末期の医療・ケアについての意思表明書」を書いてください。
家族に口頭で伝えておくだけでは不十分です。
全ての高齢者が、「終末期の医療・ケアについての意思表明書」を
書くようになれば、少なくとも、無意味な延命治療はなくなります。
ぜひ、多くの方がリビング・ウィルを書き、家族や友に
見守られながら、やすらかに最期を迎えていただきたいと
願っています。
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2019-07-17
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運のよい人たちとつきあっていると、
不思議に幸運がやってきます。
そういう人の考え方や行動パターンが
知らず知らずのうちに身についてくるからです。
たとえばリーダーとして成功する人は、ほとんどがせっかちです。
もしあなたのまわりがせっかちで物事を翌日に延ばす習慣がない
人たちばかりだったら、どうでしょうか?
あなただけ「明日やります」というわけにもいかないでしょう。
自然にせっかちな習慣が身につきます。
反対に、何ごともルーズで、物事を先延ばしする人たちばかり
だったら、あなたもいつの間にかそうなってしまいます。(略)
思考パターンや行動パターンは
伝染すると思って間違いありません。
だから運のよい人とつきあうとよいといえるのだと思います。
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2019-07-16
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悲しいことに、年をとればとるほど、人によって、
「生きる姿勢」の違いが目立つようになる。
私は、目的意識や自己肯定感とともに
前向きな姿勢で年を重ねたいと思っている。(略)
女性の人生においては、
どんな時代も女友だちとの付き合いはかかせない。
そして、年をとるにつれ、前向きな人と
過ごすことがますます重要になる。
「若い気持ちが若さの秘訣」という格言をご存じ?
気持ちが若く、身体でも心でも自分を大事にする人たちと
いっしょに過ごすの。
すると、どうなると思う?
その結果に満足すること請け合いよ!
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2019-07-12
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ダメ社員を7年間も過ごしてから、やっと目が覚めました。
「いくら自分が頑張ったとしても、相手が迷惑がる行為を
しているかぎり結果は出ない。
逆に相手が求めていることをすれば自然に結果は出る」
という本質に気がついたのです。
その結果、ダメ営業マンから抜け出し、
4年連続トップ営業マンになることができました。
もしこの本質に気づかなければ、きっと今でも
ダメ営業マンのままだったでしょう。
営業の商談をはじめ、仕事での打合せ、商談、会議、プレゼン
…あなたがもし、これらの場面でうまくいってないのなら、
もしかしたら、それは相手が求めていないことを、
必死でやっているからもしれません。
「目の前の相手を何を求めているか?」
という本質に気がついた瞬間、人を動かせるようになり
一気に世界が変わるのです。
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2019-07-11
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「自慢」のネタがどれほどの偉業であったとしても、
自慢というスタイルで語られたとたん、
その価値は、大幅に落ちてしまうのではないだろうか。
ポイントはやはり、
「いかに自分を客観視できるか」
ということに尽きるだろう。
例えば、何かいい仕事をして人から感謝され、
自分でも満足できるとすれば、おおいに自惚れの対象になる。
それが自信になり、次の仕事へのパワーになり、また
いい仕事をしてますます自惚れる、という好循環が実現する。
しかし自慢は、自信のなさの裏返しであり、
人に認めてもらいたいという主観から始まる。
相手の都合は二の次になるから、自然と人は離れていく。
それを挽回しようと自慢に拍車をかけるから、
ますます人は遠ざかる。
おおよそ自信がみなぎっている人は、
たとえひと言も発せずともその雰囲気が周囲に伝わるものだ。
自慢のネタを探すより、自画自賛できるようなワザを
身につけるほうが、よほど建設的である。
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2019-07-10
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最近気になるのは、Jポップの歌詞などでよくある
「本当の自分」という表現だ。
「本当の自分を理解してほしい」
「誰も本当の自分をわかってくれない」
などと、「なんと幼稚で傲慢なことか」と
思ってしまうのは私だけだろうか。
身もフタもない言い方をすれば、
相手から見えている自分が「本当の自分」であって
それ以上でもそれ以下でもない。
お互いに、相手にどのような印象を与えているか、
影響を及ぼしているかという関係性において
存在しているのだから、それ以外に「本当の自分」を
持ち出されても困るのである。(略)
人間が成長するためには、やはり他者からの
評価にさらされる場が必要であるということだ。
そこで得られる客観的な意見というものが、
本人の社会性なり仕事力なりを鍛えていくのである。
少なくともそう考える回路を持たない人、根拠もなく
唯我独尊の世界に浸りたがる人は、
社会的に未成熟になりがちだ。
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2019-07-09
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パイロットの世界での鉄則は、
「誰かが言い出したことについては、真剣に考える」
というものです。
副操縦士が「こうじゃないですか?」
と言ってくれた言葉は、真剣に考える必要があります。
そんなことはわかっている、という態度は最低です。(略)
相手が何か言ってくれたら絶対にそれを否定しない、
言ってくれたことすべてに真剣に対処していれば、
次にちょっとでもおかしいと思ったときにも
また言ってくれます。
せっかく言ってくれた言葉です。
そのなかに真理が含まれている可能性が大です。
誰かが何かを言ってくれたら、まず言ってくれたことに対して、
「ありがとう」と言うべきです。
その後、相手が言ってくれたことについて、
真剣に考えるべきです。
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2019-07-08
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何も考えずにコンピューターに上がってくる売上げ情報や
現地からのメールだけを見ていると、すべてのオペレーションが
うまくいっているような錯覚に陥ってしまいます。(略)
上がってくる報告だけをうのみにすると、痛い目にあいます。
いちばんいいのは自分が直接出向くことです。
それもあらかじめ日時を伝えてではなく、突然赴くことです。
また、そのときに偉い人と話をするのではなく、
現場の末端で働いている人にいろいろと話しかけて、
情報を聞き出すことが重要になります。
相手から情報が上がってくるのを待っているだけではなく、
自分から情報をとりにいくと、思わぬことが聞けたり、
自分が想定していたことと相手が感じていたことの食い違いが
見つかったりします。
現代社会では、相手からの情報を待っているだけではなく、
自分から取りにいくというスタンスが非常に重要です。
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2019-07-04
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天国ってどんなところ?
の大納得回答
ある、孫とおばあちゃんの会話。
孫「天国ってどんなところ?」
おばあちゃん「天国はすごくいいところみたいだよ」
孫「どうして知ってるの?」
おばあちゃん
「だって、行った人が、
だーれも□□□□□□のだからね」
孫「ああ、そうかぁ」
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2019-07-03
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みんながハッピーになれる呪文
我欲を捨て人類の幸福を願うことは
とても大切なことであるが、
実際には、人の幸福を願う前に
自分の幸福を願いたくなるのが信条である。
上智大学名誉教授である渡部昇一氏は、こう言っている。
「人も良かれ、我も良かれ、
我は人より□□□□良かれ」
と。
これなら、無理なく実践できそうである。
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2019-07-02
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一生忘れられない恩師の言葉
人には誰でも、忘れられない恩師の言葉というのがあるだろう。
小学校5年のころだったと思う。
生徒たちが人に隠れて何か許せない行為をした。
まだ若かった担任の女教師は、悲しそうな顔をして言った。
「あなたたちは誰も見ていないと思ってこんなことを
するんでしょうが、じつはいくら隠れてやっても、
いつでもどこでもちゃんと見ている人がいるんですよ。
それが誰かわかる?」
生徒たちは口々に、
「神様、仏様、お天道様、風、天狗様、幽霊、イエス様…」
などと答えたが、先生はみんな違うという。
「それはね、□□□自身よ。
どこに隠れて一人でやったとしても、□□□自身だけは、
□□□のやることをいつも見ているでしょう?」
これは子ども心にショックで、
一生忘れられない言葉になった。
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2019-07-01
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あなたが誰かに愚痴を聞いてもらうことも、
誰かの愚痴を聞いてあげることも、ときには必要でしょう。
年がら年中では困りますが、たまには愚痴のひとつも
こぼしてストレス解消に努めるのは、
現代人に必須の「生きる知恵」かもしれませんね。(略)
持ちつ持たれつ、
なんとかうまくやっていく。
それこそが人間関係を円滑にする
「知恵」であり「コツ」です。
そうして、お互いが必要なときに
愚痴をこぼせる関係になれば、
いい人間関係も深まっていきます。
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