■2022年04月15日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
つい、多くの人が口にしがちなのが、 「わかります」 「わかるよ、その気持ち」 という共感的相槌です。 しかし、この「わかります」という ネガティブ感情の共感的相槌は、 喜ばれるどころか、反感を買いかねません。 実は「わかります」は、不用意に使っては いけない相槌なのです。 落ち込んでいるときは、 絶望感や自己嫌悪から 「自分の気持など誰もわかってくれない」 「誰にもわかるはずがない」と感じています。 こんな心情なのに、相手から軽く、 「わかる、わかる」と言われると、 「よくわかってくれた」と思うよりも、 「軽々しく言うな、あなたに何がわかる」 「お前にわかるわけがない」と 拒否の気持ちが強くなってしまいます。 だから、「わかるよ」の相槌は、 相手のことを思うがゆえに、 つい、言いたくなりますが、 ネガティブ感情のときは 注意しなければいけない相槌なのです。
まゆの感想
軽い話題のときなら、
「わかる~わかる~」は有効ですが、 相手が落ち込んでいるときや悩みを 打ち明けたときなどは、拒否反応を 引き起こすことが多いということです。 では、相手が落ち込んだり辛そうなとき、 どんな相槌がいいかというと、例えば、 「おれ、本当に辛いんだよ…」と言ったら、 そのまま「辛いよね…」と 繰り返しするとよいそうです。 また、勝負に負けた人が、 「悔しい…ホント、悔しい…」 と言ったら、 「ホント、悔しいね…」 とそのままオウム返しにするといいそうです。 落ち込んだ人、負けた人などが使った言葉を そのまま使うことがいいそうです。 または、黙って耳を傾けるとか。 つい「うん、わかる」などと言いがちですが、 すると今度は「実は、私も…」などと、 こちらの話を持ち出し、相手の話より、 こちらの話をすることが多くなったりします。 そんなふうにならないように、 余計なアドバイスや、安易な相槌をせず、 その人の話に耳を傾けて聞き、 受け止めるような温かみを伝えることが 大事だということです。 |
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