■2022年03月18日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
![]() よく「ため息をつくと幸せが逃げる」 と言われますが、自律神経的にみると、 じつは、ため息とは、とても いいものなのです。 なぜなら、ため息をつく前は、 必ず呼吸が止まっています。 何か心配事や不安を 抱えて考え込んでいたり、 極度に根を詰めて作業していたり。 そんなときには、「はぁ……」と 息をゆっくり長く吐くことで、疲労や ストレスから滞ってしまっていた血流を よくし、副交感神経の働きを高め、 自律神経の乱れを元に戻してくれる。 つまり、ため息とは、 人間の肉体が持っているすばらしい 自助作用なのです。 実験をしても、ため息をついたあとの 末梢血管には、みるみる血流が戻る、 という効果がはっきりでています。
![]()
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の
2種類の神経から構成されていて、 交感神経は、車に例えるとアクセル、 副交感神経は、ブレーキだそうです。 この2つがバランスよく働いていることが 大切なのですが、現代では、どうしても、 アクセルの「交感神経」の方が 動きがちなのだそうです。 そうすると、身体も気持ちも、 疲れてしまいますよね。 そこで、「副交感神経」を 働かせるためにもため息がよいそうです。 小林さんは、こう言います。 「ため息を我慢していると、 ますます血流が悪くなり、その結果、 頭痛や肩こりなど、肉体的にも いろいろ不調を招いてしまいます。 仕事や家事などの日常で、 ため息がつきたくなったら、 「あ、今、自分の身体がサインを 送ってくれたんだな」ととらえ、 思う存分、「はぁ……」と、 長いため息を楽しみながらつく。 幸せは逃げないので、思う存分、 ため息をついてください」 よっし!我慢せずに、思い切り、 「はぁ……」するぞと思ったしだい。 確かに、すっきりしますね。 |
![]() |
|