■2016年02月04日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
断捨離は自分自身と環境を整えていくことになります。 モノが減るということは、 そのモノから発信されている情報が減るということ。 情報に煩わされたきたことや刺激自体が音でも匂いでもない 情報ノイズであり、モノにまつわるノイズが減るので、 環境がシンプルに整っていくのです。 うつ病の場合、何もやる気がわかない状態のときは 無理に動くことはおすすめしませんが、 今日は何かをやってみようという気分のとき、 そして、少しずつやる気がわく回復期などは、 気になるところを片付けてみるという小さなアクションを してみることで、無意識だった自分自身のことや 周りの環境に「気づき」が起こります。
まゆの感想
著者のお二人は、さらにこう言っています。
「モノを捨てるという取捨選択を決断することで、 自分と向き合うことができ、自分の無意識な領域の 「とらわれ」や「思考のクセ」まで見えてくる。 とらわれている考え方や習慣、親からの無意識な依存は、 いきすぎると、自分で自分を苦しめることになりかねません。 例えば、 「~しなければならない」とがんばりすぎてしまう。 「断ったら嫌われてしまうのでは?」と他人のことを 気にしすぎてしまう。 依存心が強く自分で選択決断できない。 これでは自分に自信が持てず、自分は必要のない人間なのかも しれないという自己肯定感が低い状態に陥ってしまいます。 生まれ持った性格や、状況を変えることは簡単ではありませんが、 自分の思考のクセや価値観に気づくことは、 自分を楽にするきっかけになるのです。 そしてモノと一緒に「心の澱(おり)やとらわれ」を 手放すことで、本来の自分を取り戻すことができるのです」 上記は、うつ病の人だけでなく、そうでない方でもいえることで、 実際にモノを捨て、片付け、 「断捨離で上手に片付けることができた」と思えることは、 ◎自分でモノを捨てるという決断、選択ができた ◎モノの処分のために行動し成功したという自信 ◎モノがなくなり、広く自由になった空間を 自分で作り出すということができた ◎その結果、心にもそのような空間を作り出すことができる となっていくことが多いそうです。 ちなみに断捨離とは、ヨガの「断行」「捨行」「離行」から 来ていて、心の執着を手放すための教えに由来するそうです。 そして、いろいろ不安になったら、考えてばかりいるより、 ちょっとでも動くこと、自分の身の回りからいらないモノを 処分する、ことが心の健康にもつながっていくそうです。 自分の部屋、自分の家の状態は、 今の自分の心の状態を表していると、とよく聞きますが、 そうかもしれませんね。 |
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