■2015年06月30日の「今日のことば」■

「今日のことば」

「いいことずくめの情報」だから
説得力が完璧かといえば、そうでもないのだ。
「玉に瑕（きず）」という通り、１００％完璧というより、
玉には、少しくらいダメな情報、マイナス情報を
紛れ込ませておいた方がいいのである。
「そんなことだと思っていたよ」と、
一挙にハードルが低くなる。
つまり身近に感じられるというわけだ。（略）

プラスの情報ばかりのオンパレードより、
マイナス情報を効果的に入れた方が説得力が増すのである。
いいことばかり伝えるのではなく、
こんなコストやデメリットもあるんですよ、
ときちんと説明しておいた方がかえって信用されるのだ。（略）

プラスの情報ばかりの中、ほんの少しマイナス情報を入れたり、
マイナス情報ばかりの中に少しプラス情報を入れると、
それぞれのプラス情報、マイナス情報が
逆にとっても目立つのである。
光は闇が深ければ深いほど、明るく見えるのと同じである。
これを「コントラスト効果」という。

		出典元	ツキを呼ぶ！技術
		おすすめ度	※おすすめ度について
		著者名	中島 孝志

まゆの感想

たとえば、

「性格が優しくて、頭がいいし、スタイル抜群の美人」
と聞くと、それは高値の花だと思ってしまうけれど、そこに、
「でも、おっちょこちょいで、抜けているところがある」
なんて聞くと、一気に身近に感じられます。

また、商品説明でも、いいところづくめの説明だと、
心のどこかで、「ホントかしら？」
なんて疑問を持ってしまいますが、

「この商品は、○○なところもいいし、◎◎のところもいい。
　さらに、□□のところも、みなさまからの評価が高いです。
　ただ、長くお使いいただくために、この部分のお手入れは
　していただく手間がかかります」

と、プラス部分と同時にマイナス部分を教えてもらうと、
「そうか、そんなところもあるのね、でもそんなにいい商品なら、
　少しぐらい手間がかかっっても使ってみようかしら」
と、なぜか納得でき、信頼もできるように思います。

コントラスト効果、うまく使っていけると
説得力も信頼感も得られるということなので、
うまく使っていきたいものですね。