ことば探し
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■2014年05月08日の「今日のことば」■

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「今日のことば」
念を継がない…何かを思っても発展させない。
「念起こる、これ病なり。継がざる、これ薬なり」
とも言いますし、
「思うて詮なきことは思わず」も同じような言葉です。
つまり、何かをふっと思っても、その考えを発展させないで、
そこで止めておくということです。
(略)

たとえば、子どものときにいじめられた思い出があるとしましょう。
これを思い出したときに、
「あのときに学校の先生は何もしてくれなかったな」とか、
「それだけではない、先生はむしろいじめたほうの味方をして、
 「いじめられるお前にも落ち度があるだろう」と言っていた。 
 あんな嫌な先生はいなかった」などと発展させ、
「一緒に遊んでいたG君もこちらの肩を持ってくれなかった、
 だから他人は信用できないのだ」となります。
その上、
「信用できないと言えば、この間のAの態度はどうだ…
 会社の旅行を一緒に企画することになっていたのに、
 自分でどんどん進めてしまった。本当に信用できないヤツだ」
などと、話しは次から次に嫌なほうに進んでしまいます。
その結果、イライラしたり、昔関係をもった人を憎んだりし、
最後には疲れ切ってしまうのです。
これはすべて、最初思い出したときに、それ以上話しを
発展させない、念を継がないということをしないのが原因です。

死、孤独、生きがい、幸福などという重要なことは、
考えて結論が出るものではないのです。
むしろ考えることで、心が苦しくなります。
このような人生の重要問題は「思うて詮なきこと」なのです。
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出典元 責めず、比べず、思い出さず
おすすめ度 ★★★★☆  ※おすすめ度について
著者名 高田 明和

まゆの感想
実家の母は85歳も過ぎ、現在療養中ですが話しをすると必ず、
「おとうさんは、私が苦労して集金したお金もくれず、
 自分は、そのお金を持ってパチンコに遊びに行った。
 あのお金があったら、家一軒建っていた…だからいつも貧乏で、
 何処へも行けなかった、親戚にもバカにされた…」
と、昔の自分のみじめだったこと、してもらえなかったこと
を延々と話し、さらに自分の悔しさを確認しているようです。

私が、
「そんな昔の嫌なこと、思い出してばかりいたら、
 恨みもつのるし、嫌な気持ちになるから、もう忘れたら?」
などと言おうものなら、
「とても、忘れられない。悔しくて、忘れられない。
 思い出すだけで腹が立つ、これは、死ぬまで忘れない」
と答え、さらに、父への恨み節は続きます…(苦笑)

なんでこうまでして、昔のみじめだったことを思い出し、今も、
悔しくて、さらにみじめな気持ちになることを繰り返すのか、
とても不思議に思います。
今現在、こうして穏やかに生活できているのに、それに、
こうできているのは父のお陰もあるのに、それはすっかり忘れて…
母は、忘れないことで、もう何年も前に亡くなった父に、
復讐をしているかのようです。

こうして、嫌なことを思いだし、空想を膨らませることが、
復讐になるかどうか、母にとっていいことかどうか…
もしこう話すことで気持ちが楽になるなら、それでもいいのですが、
母の場合は、その負の気持ちは減らないようです。
(言い足りないのでしょうか…(泣))
母のことは働き者ですごい人だと尊敬もし、感謝もしていますが、
この性向にだけは、いつも辟易し疑問に思います。

高田さんは、こうなるのは、
「念を継がない…何かを思っても発展させない」
ということをしてこなかったからだと言います。
私にも母のDNAが引き継がれているので、
そうならないようにしていこう、と決めています。

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