■2013年03月12日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
意志決定は、それだけでもかなりハードな作業である。
平常心でいられなければ、なおさら適切な意志決定が できないのは想像がつくだろう。 ストレス、怒り、恐れ、不安、貪欲と陶酔感などは、 よい決断ができない精神状態をつくり出す。 気分が高揚していたり、落ち込んでいたりする時に よい決断ができにくいのと同じで、感情が全くない時にも よい決断は下せない。 神経科学者のアントニオ・ダマシオは、 情緒的なバランスが保たれている時に、 「私たちの判断力がうまく機能するのだ」という。 もし、平常心でないと感じたら、 できるだけ重要な決断を先に延ばすことだ。
まゆの感想
「平常心でいられない場合は、意志決定を避けること」
これは、大切なことだとこの本では、何度も言っています。 ケンカの真っ最中で、互いにカッカとしているとききに、 「わかった、じゃ、こうする、もう決めたっ!」とか、 とても、落ち込んでいるときに、 「やっぱり、ダメだ…もう諦めよう…」とか、 気分がものすごく高揚しているときに、 「よし、決めちゃおう、これが最高~」 などと、少なくても、 その決断が重大なこと、自分にとって大切なことであるなら、 してはいけないと言っています。 このような時に、決断や決定をすると、 感情のゆがみや思い込みが強く出て、正しく判断でできず、 あとで後悔したり、うまくいかなくなることが多いようです。 大切なこと、重大なことを決めるときほど、 なかなか「平常心」は、保てないものですが、 「平常心でいられない場合は、意志決定を避けること」を、 覚えておき、せっぱ詰まったときにも、 深呼吸をしたりして、冷静になって感情を整え、 できるだけ落ち着くようして、それからにしたいものですね。 |
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