■2013年03月11日の「今日のことば」■
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人間関係から生まれる悪感情の一つに「疑い」があります。
この「疑い」は、かなり個人差が大きいと思ってください。 相手のちょっとしたことでもすぐに疑ってしまう人と、 まったく何も気にしないで受け止める人がいるからです。 たとえば、「そのスーツ、よく似合うね」といわれて 「へっへ、バーゲンには見えないだろう」と笑える人は後者です。 ところが「そうか?」と返事はするものの、 「フン、どうせ皮肉だろう」とねじれた受け方をする人もいます。 こういう人は、相手が何をいってもその裏側を探ろうとしますから、 どうしても疑いがつきまとうのです。 「バーゲンで買ったのを知ってバカにしているんだろう」 「オレには安ものでちょうどいいってことか」 そんなことまで考えてしまいますから、これはもう、 疑い深いというより、ただの「へそ曲がり」になってしまいます。 他人のことばを素直に受け止められない人は、 感情がどんどん刺々しくなっていくのです。 そういう人たちに共通する考え方に、 「わたしはそんなに単純な人間ではない」というものがあります。 ほめられるとすぐその気になってしまう人は 「単純な人」ただの「お人好し」であって、 自分はそこまでバカじゃないと考えがちなのです。 でも「感情の整理」ということで考えると、 「単純な人」や「お人好し」こそ不機嫌と無縁に 生きていくことができます。 気むずかしさを気取る人は、いつもイライラしたり、 他人を疑ってばかりいます。 はたしてバカはどっちでしょうか?
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またまた病院ネタになり、恐縮ですが、
患者さんの中には、つねに治療を疑っている方もおられます。 「薬はこの薬でいいのか、前の病院では□□だった」とか、 「ちっともよくならないのは、手術が失敗したからではないか」 「昨日は、痛くて痛くて…」など、「おかげんはいかがですか?」 と、声をかけると、だいたいこんな答えばかりが返ってきます。 (最近は、こんな答えの方には、声をかけないようになりました) 一方では、 「昨日腹が痛かったけど、今日はおさまってありがたいね」 「時間はかかるけど、日々楽になるのがわかるわ~」 と、素直にいい方をいう方々もおられます。 治療のことだから「疑わない」ことがいいとは一概に言えませんが、 治療をいつも疑ってばかりいては、よくなりにくいのではないか、 また、先生や看護士さん、家族の方も、かけてあげることばが みつからないのではないかなと感じています。 私は、「単純な人」「お人好し」でいいなぁと思いました。 だって、人のことばをいつも疑ってばかりいるのはいやだし、 ほめられたら、素直に「ありがとう、うれしい」と、 いいたいですもん。 それで「この人って、単純、お人好し」と思われても、全然OK!。 気むずかしいといわれるより、ずっといいし、 なにより、自分が気持ちが上向きます。 いつも、人のことばを疑っているのは、疲れると思うし、 面白くないように思いますしね。 |
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