■2012年06月05日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
東南アジアにあるボルネオ島の人々は昔から、
作物や貯蔵植物をあさる野生のサルを捕まえるため、 あるユニークな方法を使っています。 空になったココナッツの殻に、サルの手が ちょうど入るくらいの穴を開けておくのです。 そして殻の中に米を少し入れ、動かない物に縛りつけます。 サルが食べ物の匂いに誘われてココナッツの中を覗くと、 米が入っているので手を伸ばします。 ところが、いざ手を引き抜こうとしたら、 米を握っているため穴から手が出せないのです。 手を抜くためには米を放さなければなりませんが、 サルはいったんつかんだ米を放そうとしません。 こうしてサルは捕まってしまいます。 私たちの多くはこのサルと同じです。 ネガティブな考えに捕らわれて、それを放そうとしないのです。 そしてもがけばもがくほど、さらにがんじがらめになる。 押しやろうとしてもムダなあがきです。 ネガティブな考えは、ただ「手放す」ことから始めましょう。 考えを頭に貼り付けているのは「感情」です。 感情を認めて意識的にそれを解放すれば、 マイナスの考えも不思議と消えてなくなるでしょう。
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