■2025年09月23日の「今日のことば」■
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![]() 大谷翔平選手も「メモ魔」です。 その発端は、8歳のころからの 父親・徹さんとの交換日記でした。 「野球ノート」と表紙に書かれたノートに、 徹さんはアドバイスや試合の評価、大谷選手の試合の反省や 今度の課題などを書き記したといいます。 交換日記のやりとりは小学5年までつづきました。 このことを振り返って、徹さんはこう語っています。 「試合から帰ったら、今日はこういうプレーができた、 3回まではいいピッチングができた。あるいは、 高めのボールに手を出したとか、ボール球を打って フライを上げたとか。 そういった試合での良かったことや悪かったことなどを ノートに書かせていました。(中略) それらを字で書き残すことによって、 しっかりとやるべきことを頭に入れてほしかった。 つまりは、練習における意味づけですね。 野球ノートを始めた一番のきっかけはそこにあります」 (「道ひらく、海わたる」大谷翔平の素顔/扶桑社)
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特別企画のインタビューで
「練習や実践で試すなかで、 自分の課題を書き留めたりするのですか?」 という問いに、大谷選手はこう語っています。 「もちろん、書いています。 1日1日iPadに「これは良かった、悪かった」 「明日はこうしてみよう」というのを 日記のようにつけてどんどん貯めていくという感じですね。 シーズンの中で、調子のいいとき、悪いときはあるので、 調子のいいときはこういう感覚でやっていた、 悪かったときはこうだな、というのをすり合わせていくと、 答えが見えてきたりするので、シーズンの中だけでなく、 来年のヒントになったりもする。 現役が終わったときにも、1年目の自分は こう考えていたという気づきがプラスになると思っています」 (SPREAD2020年3月30日) そして徹さんが意図していた練習の意味づけについては、 この本では、 「思いついたことを書き出す習慣を身につけなかったら、 その思いは永遠に闇に葬られる運命にあります。 だから、形に残すことが大事なのです。 大谷選手は、今でも貪欲に「自分の思考を形に残す」 習慣を持続させています。 自分の気持ちを形に残す習慣を身につけよう」 徹さんと交換日記をし続け、書き残すことが、 大谷選手の習慣となっていき、現在も続けているのですね… うーん…やはり、やはり…すごいなあ… そして、改めて「自分の思考を形に残す」 ことしていこうと気を引き締めました。 |
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