■2025年09月13日の「今日のことば」■
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ジェンダー依存から回復するためには、まず 「被害者」をやめること=被害者意識を捨て去ること が必要になる。 過剰な被害者意識に囚われている限り、 いつまでたっても他責の思考から抜け出せない。 自らの言動の矛盾やダブルスタンダードを 自覚することもできない。 しかし「被害者であること」を自らのアイデンティティの 支えにしてきた人にとって、被害者意識を捨て去ることは 言うなれば自殺行為に等しい。(略) 「被害者」をやめる過程では、どうしても 自分の持っている加害性に向き合わざるを得なくなる。 ジェンダー依存の人は、多かれ少なかれ、 オンライン、オフラインを問わず、周囲の人を 傷つけるような言動を繰り返しているが、その事実に 向き合えない限り、「被害者」であり続けるしかない。 自らの加害性に向き合うことは、 大きな精神的苦痛と罪悪感を伴う。 その罪悪感を消すためには、自らの過ちを認め、 被害者に対して真摯に謝るしかない。 しかし、「否認の病」である ジェンダー依存の人は、決して謝罪しない。 謝った瞬間に、これまら自分を支えてきた世界観や アイデンティティの全てが崩壊してしまうからだ。
※ジェンダー(性別に関する社会的規範と性差)表現や
性別や性自認、性的嗜好に関する議論を繰り返す中で、 自分の意見や立場の異なる特定の他者や集団に対して 怒りを燃やすことをやめられなくなった状態を この本では「ジェンダー依存」と呼んでいます。 このジェンダー依存や他の依存症から抜け出し、 折り合いをつけたり回復することは、なかなか難しいようです。 強い被害者意識を持っていたり、自覚なしだったりで。 この依存から、抜け出すためには、 ○オフラインで、被害者意識以外で つながれることができる人間関係を築く必要がある ○「正義」や「スタディーズ」でもなく、 人間関係の構築と生活習慣の改善である ○専門家に相談する (まずは、気づいた家族だけでも) が大切ではないかということですが、 そうするためにも、周囲も本人も 「心身ともに健やかであることを最優先課題にして、 栄養バランスのとてた食事をとり、運動習慣も取り入れ、 規則正しい生活を送ろう。 SNSのフォロワー数やRT数よりも、水分補給や 睡眠時間、血糖値や体脂肪率に気を使おう。 親しい人たちと過ごす時間を増やし、 身体のケアと心のケアを最優先にしよう」 と提案しています。 そうでないと、こちらも自爆してしまうますからね、 健康も体力も栄養も大事ですね。 また、依存して過激に走る人たちは、 「過激な思考にハマったから社会的に孤立するのではない。 社会的に孤立したからこそ、過激な思想にハマるのだ(略)」 というような悪循環に陥っているので、その孤独から救い出し、 「こうあるべきだ」と抽象的な批判をするだけでなく、 具体的に「どうやったら楽しく一緒にやっていけるのか」 を考えて、議論や対話行動をした方が意味がある方にいく、 と言ってます。 SNS上で、過激で、何かに依存したような書き込みを よく見ますが、お互いに謝罪したり認め合ったりは、 とても難しいことなのでしょうね… 分断するような書き込みも多いしね。 それだけ今は、生きづらいとも言えるのかなあ… |
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