■2022年06月17日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
間違った方法では、脳細胞に経験を うまく与えることができません。 たとえば物忘れが激しくなったことに 危機感を覚えて、記憶力を高めようと、 ひたすら暗記しようとする人がいますが、 これは正しい方法ではありません。 記憶力の低下は、 脳の海馬(記憶をつかさどる部位)で 委縮のサインが出ている状態です。しかし、 記憶力が落ちて忘れっぽくなっている人が 必死に何かを覚えようとしても、 それは、海馬をいたずらに酷使することに なってしまいます。 委縮して正常に働かなっている海馬に対して、 無理に「これを覚えなさい」と命令を出した ところで、あまり効果的ではないのです。 では、記憶力の低下を感じた場合、 どんな対処方法があるでしょうか。 有効なのは、記憶力ではなく、 「思考力」を高めることです。 思考力が高まると、記憶力を 低下させていた海馬の動きも回復し、 元の状態に戻っていきます。 ですから記憶力が落ちたと感じている人は、 他の人とのコミュニケーションを図るなど して情報交換の場を増やし、 思考力を強化すればいいのです。
まゆの感想
人の名前やことばがでてこない、忘れものや
「あれ、なんでここに来たんだっけ?」 などと感じることが増え、記憶力が衰えてきたか、 など感じるこの頃ですが、無理に記憶力を 鍛えようとしてもダメらしいですね。 「海馬」をいたずらに酷使すると、 もっと「海馬」が疲れちゃって、もっと、 物忘れをするかもしれないのですね~ 楽しみながら脳トレをするのは、 いいかもしれませんが、やり過ぎは、 よくないようです。 記憶力が悪くなったな~と感じることは、 老いを感じ、切なくなるものですが、 それをあまり気にしてくよくよするより、 誰かとコミュニケーションとって 思考力を高めたり、身体を動かし、 新鮮な空気を取り入れたりすることの方が、 記憶力アップのためにも、心にも体にも よいようです。 「えっと、あの人、ほらあの人、 なんていう人だっけ、ほら、あの番組、 えっとなんだっけ、ああ出てこない~」 なんてことと、楽しくつきあっていこう、 どうせ、生活にはあまり関係ないことが多いしね、 などと思って気楽にいくことにしています。 |
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