■2022年05月07日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
![]() 最近の心のケアの理論では、ショックを 受けた直接の人にたくさん話をさせたり こちらがあれこれアドバイスをしたりするのは 負荷を増やしかえって回復を遅らせる 場合があることがわかってきている。 それよりも、 「いまはゆっくりして」 「食事は摂ってますか? 何か買ってきますよ」 「寒いので暖房をつけましょう」など、 生活のサポートをすることが大切だ。 それもあまり押しつけがましく ならないようにして、あとは 「何か必要なことがあったら遠慮なく 言ってくださいね」と伝えて、 少し離れたところから見守るくらいが よいだろう。
![]()
大きなショックから
一瞬で立ち直る方法などないので、 「寄り添うことが心に薬になる」 と、香山さんは言っています。 とくに、大切な誰かを失った場合、 悲しみはもしかすると一生続くかも しれないけれど、それでもよく、 「ゆっくり、ゆっくりいきましょう」 という姿勢で寄り添うことがいいそうです。 私の周囲でも、コロナや病気で、 家族を亡くした方が数名います。 コロナ禍なので、家族に見守られることもなく、 ひとり病院で亡くなったということで、家族は、 心を痛めて辛く悲しい思いを抱いています。 そんな方々にかける言葉も出てこないのですが、 無理に言葉をかけず、少し距離をとり、 「何かできることがあったら言ってね」 というスタンスで見守ろうと思ったしだいです。 |
![]() |
|