■2022年05月04日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
本来一番心を開いてよいはずの親や パートナーでも、安全地帯として 失格となる場合がある。 つらい気持ちを打ち明けても、 努力が足りないと叱責されたり、 求めてもいない助言や説教を 押し付けられたりする場合だ。 そうしたことが繰り返されれば、 その人はむしろ煙たい存在となり、 拒否反応しか起こらなくなる。 「安全地帯」になれない典型的なタイプは、 ただ話を聞いて共感することができない人である。 すぐにああしろ、こうしろと余計な アドバイスや指導をしてしまう。 自分の考えや意見を言ってしまう。 相手はそんなことは求めておらず、 ただ話を聞いて、気持ちを共有してほしいだけだ ということがわからない。 それはまるで、 つたないながらも自分で自分の曲を奏で、 それを聞いて欲しいと思っているのに、 私ならもっとうまく弾けると、 当人の弾こうとしている曲を押しのけて、 別の曲を弾き出すようなものである。 だれも、あなたの曲を聞きに来たわけではないのに。
まゆの感想
「安全地帯」になれない典型的なタイプの人は、
あちこち、どこにでいる。 自分の話以外に興味はなく、他の人の 気持ちや思いを想像もできないようで、 共感はもとより、他の人の話は聞くに足りない、 と思っているかのようだ。 どこかに人の心を置き忘れてきてしまったような 印象を受けるが、本人はそもそも人の心なんて 感じようがなく、わからないのかもしれない。 そんな人を目の当たりにすると、 「人間アレルギー」を発症することもある。 「わぁ、この人と合わないわ~」となり、 こちらもその人の話を聞けなくなったり、 避けたり、近寄らなくなったり。 もっとも、その当人はそれでも全然平気で、 相手がそんなふうになっていることさえ わからないのかもしれない。 そんな人と接するときには、 「わかってもらおう」とか 「こちらのことを聞いてもらおう」 などとまずは、期待しないことが大切らしい。 期待した方のダメージが大きいから。 伝えるべきことだけ手短に伝えて、 さっさとその場を離れた方が、 アレルギー反応が小さくてすむそうです。 |
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