■2022年02月11日の「今日のことば」■
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![]() 社会人としての最初の修行。 (スターを夢見る若者に) 芸能事務所の社長が命じるのが電話番だ。 「電話は3コール以内に出ろ。 メモと鉛筆を忘れるな。 出たら、元気よく 「はい、〇〇プロダクション新人の△△です。 いつも大変お世話になっております。 本日は、どのようなご用件でしょうか?」 と、とびきりの笑顔で言うんだ。 相手は、 「××だが、□□さんはいるかな」 というだろう。 そこで、 「××様ですね、少々お待ちください」 と言って、俺に電話を回せ。 不在なら 「申し訳ございません、□□は、 ただいま席をはずしております。 こちらから連絡をとりまして、 お電話させますが、ご連絡先を お伺いできますでしょうか?」 と丁寧に尋ねろ。 丁寧というのは、顔、身体をすべて使って 申し訳ない感じを表現することだ。 相手が言うことをしっかりメモに書け。 そこに書いたことを復唱して、 相手に確認しろ。 向こうが納得したら、 「お電話ありがとうございました」 と頭を下げて、元気いっぱい感謝の 気持ちで言え。 相手が電話を切ったのを確かめてから、 こちらも切る。 このわずか1,2分のやり取りで、 どこまで君の名前を覚えてもらえるかが 勝負だ。 先輩たちはみんなそうして、 一人前になっていった」 書けばこれだけのこと。
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このやり方が、この事務所の
成功パターンのひとつなのだそうです。 今の若者たちは、 携帯で簡単に連絡を取り合ったり、 メールなども使いこなしていますが、 固定電話となると、かなり緊張するそうです。 しかも、芸能事務所にかかってくる電話は、 番組制作会社のスタッフ、雑誌記者、 広告代理店、スポンサー関係などの業界の 海千山千の人たちで、新人ともなれば、 あれこれ話しかけてもくるとか。 ですから、とても、 「たかが電話番」とは言えず、 試練と修行の場なんだそうです。 でも、この電話番を、 何ヶ月か耐えているうち、こんな 声が聞こえてくるようになるそうです。 「あの電話の子、面白いキャラですね」 「キツイ突っ込みも、うまく返してきましたよ」 「話をした後で、お宅のホームページで 顔を見たら、しゃべりと落差があって面白い」 こんな評判とともに、仕事の依頼も 1つ2つとやってきて、そのうち 電話番をやる暇がなくなってくるとか。 電話番から、養われる会話力が、 とても大きいということでした。 すごい電話力ですね~ 電話番のような下積みを地道にこなしつつ、 人と接する力を養っているのだとわかりました。 電話番だけでなく、どんな場面でも、 やり方ひとつで、人の接する場面での、 力はつけられそうだ、と思ったしだいです。 |
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