■2021年06月27日の「今日のことば」■
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![]() 人間関係における最悪な コミュニケーションの方法は、 相手が間違っていると思わせることだ。 私があなたに 「自分は間違っている」 と思わせた瞬間、あなたは身構える。 そして、本物のコミュニケーションは なくなってしまい、あなたはただ その場をなんとか切り抜けようと考える。 人は自分が間違っていると感じると、 まず自分を守ろうとする。そして、 自分を守ろうとすることで、さらに、 自分の正しさに固執することになる。 これでは、人は変わらない。 だから、人を批判すると、 望ましくない状況を助長することに なってしまうのだ。 自分では「建設的な」批判だと 思っていても、実際は違う。 相手が間違っていると 思わせるような批判は、 すべて、「非建設的」だ。
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こちらが批判すると「相手が身構える」
ということは、日常でもありますよね。 こちらがどんなに建設的批判だと思っても。 特に真っ向から批判すると、すっかり、 殻に閉じこもってそれ以降の話ができない、 なんてことにもなりがちです。 でもこれは、自分も同じ。 批判されたら、それが建設的批判でも、 指摘されたことが悔しかったり、 認めたくなかったり、反論したくなったり、 それ以降は身構えて、批判した人とは、 話す勇気も元気もなくなります。 自分が間違っていたとはなかなか思えないし、 やはり自分を守りたくなりますからね。 もちろん、素直に、 「おおっそうか、そうなのか」 と気付くこともありますが、それは、 こちらに余裕があるときか、その批判を 受け容れる態勢ができているときだと 思えます。 どんなに建設的でも批判は批判。 その批判を受け入れるのは容易ではないこと、 その批判が良い方向に向かうことは 少ないこと、批判で人は変わらないこと、 これは、肝に銘じておいた方がよいな、 と思ったしだいです。 批判したい気持ちを抑えるのは、 なかなかむずかしいのですが…(汗) |
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