■2020年07月20日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
世間には「お金のために働いているんじゃない」 という人がいるけど、それはきれいごとだと思う。 オレはお金って本当に大切なものだと思っているから、 胸をはって正々堂々と、 「仕事はお金を稼いで衣食住を足らせるための手段」 「働くのは金のためです」って言っている。 実際若い頃は家族を養うためには、 どんな仕事でもいいと思っていくつかの職を転々とした。 オレが働くことで家族が一緒にいられる。 その喜びのために仕事という手段があるのだと思っていた。 今でも、お金を稼ぐことは ぜんぜん恥ずかしいことじゃないと思っている。(略) ただ、お金の、つまりギャラの多い少ないで 仕事を選んだりはしない。 お金をいただける仕事なら、 オレにとって大切さはみんな同じだ。 「お金を稼ぐために働いている」と 公言するのはちっとも恥ずかしくないが、 「ギャラが安いお前のところの仕事はしない」 って言うのは、オレにとってすごく恥ずかしいことだ。 それと、みんな金を稼ぐために仕事をしている のだから、その手段である仕事に差別があっては ならないと思っている。 どんな職業でも貴賤はないのだ。 働いた対価として金をもらうということに 変わりはないのだから。 お金を稼ぐためには、 自分の仕事がつまらなくても 会社に不満があっても仕方がないのだ。 それを我慢しているから、お金が手に入る、 と割り切ったほうがいい。 仕事が苦痛で、毎日がつまらないと感じていても 「お金のため」と割り切ればそんな悩みは 半減するはずだ。
まゆの感想
蛭子さんは、
クイズ番組なんかに出ても、 賞金が欲しいからついつい本気になってしまい、 他のタレントさんから、 「蛭子さんて、お金がかかってると本気になるね。 セコイなあ」って笑われるそうですが、 本当にその通りだから、まったく気にならない、 そうです。 さらに、こうなことも。 「貧乏でも好きな仕事をしてるから満足だ という人はとっても幸せだ。 ただし、好きなことを仕事にしているからって、 生活の基盤をしっかり支えられないんじゃ、 オレは甘いと思う。 また、夢を追いかけ続けるのはいい。 でも、生活をするための金はどこかで 稼がなくちゃダメだ。 やりたいことで稼げないんだったら、 肉体労働でも何でもやって、暮らしを 立てていかないと、人間として 自立していることにならない気がする」 蛭子さんて、テレビに出ていて、 何を言われても笑顔でひょうひょうとしていますが、 きっと、言われてもまったく気にならないような、 割り切りや哲学、信念があるんでしょうね。 |
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