■2020年01月21日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
ぼくがコーチングを勉強した結果、 一つ気づいたことがあります。 世間で言われているコーチングは、 こんなふうに教えると効果があるとか、 選手のモチベーションを高めるにはこういう言い方をすると 効果的だとか、ほとんどが戦略論や教え方だということです。 つまり、コーチの発信器の性能を高めれば、 よりよいコーチングができると言っている。 これは、何か違うような気がするのです。 ぼくはこれまでいろいろな指導者を見てきました。 また、ぼく自身の経験からいっても、 選手が思うように動かない、成長しないというときは、 教える側の理屈や理論が原因というより、むしろ、 教えられる側の理解力や消化力に 問題があるケースのほうが圧倒的に多い。 これは、まちがいありません。 ですから、コーチングとは教える側の発信機ではなく、 いかに教えられる側の受信機の精度を高めるかが、 ポイントになると思うのです。 つまり、コーチングの主体はあくまで、コーチングを 受ける選手になければいけないと思うのです。
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