■2018年11月30日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
そもそも個人的な内容をSNSに投稿すること自体が、 「私は強烈な自己愛の持ち主で、賞賛欲求が人一倍強い人間です」 という「匂わせ」になってしまっているのである。 このような鼻につく匂わせ、呆れられるような匂わせをする人は、 自分を大きく見せたくて「匂わせ」をしているはずなのに、 実際にはそのわざとらしさや子どもっぽさに呆れられ、 結果的に小人物とみなされる。 それなのに「匂わせ」をせずにいられない。 周囲の人たちは、 「虚勢を張っているのが見え見えなのに、 なんであんなみっともない自慢ができるんだ」 「どうしてそのくらいのことでいちいち自慢するんだろう。 子どもじみてる」 「よっぽどコンプレックスが強いんだなぁ」 などと呆れている。 でも、本人はそんなことはまったく気づかずに、 事あるごとにわざとらしい匂わせをしまくる。 このように、無意識的衝動に駆られ、匂わさずにいられない タイプを「匂わせ」過剰症候群と呼ぶことにしたい。 「匂わせ」過剰症候群の人は、自信がなく不安なのだ。 だからこそ、「匂わせ」をせずにいられない。 匂わせることで、自分の評価を高めようと必死なのだ。
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