■2018年07月25日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
社会的手抜きが生起するのは、 パートナーの能力が高いのに努力せず、そのために 仕事がうまく行かないと考えられる場合のみなのである。 ある会社に勤務するAさんは、 同じ職場にいるBさんが疎ましい。 というのもBさんは本来であれば仕事ができる有能な人間にも かかわらず、仕事に真面目に取り組もうとしないからだ。 Bさんの能力をAさんが知っていた場合、 Aさんには社会的手抜きが生起しやすい。 同じ職場にいるCさんは、仕事が遅く能力が低い。 しかし、AさんはCさんが努力しているのを知っている。 このように努力しているが能力が低いと思われる場合には、 Aさんに社会的手抜きは生起しない。 言い方は悪いが、 BさんとCさんはともに「腐ったリンゴ」だとして、 Bさんは伝播力を持ち、Cさんは持たない。
まゆの感想
「腐ったリンゴ効果」ということばがあるそうで、
箱の中のリンゴが1つでも腐っていると、 中のリンゴすべてに腐敗が広がって行く… ということだそうです。 そして、いろいろな実験結果から、上記のような場合、 男性の方が、腐ったリンゴ効果が強くでて、 共同作業者が不真面目だと思えば、 男性は、手抜きをすることが多いそうです。 それは、自分が努力した結果、不真面目な共同作業者が 得をするようなことは馬鹿らしいと考えてしまうから、 かもしれないとか。 また、男性は課題指向 (仕事で成果を出し、人に認めてもらいたいという強い思いをもつ傾向) であるのに対して、女性は、対人関係指向 (仕事の成果より人間関係の維持構築に関心を持つ傾向) であることも関係しているとか。 なるほど、そんなこともあるのかと思ったしだいです。 |
|