■2018年07月24日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
現在の日本を見ていると、 政権をになう権力者たちは、憲法も法律も無視して やり放題なのに対して、組織の末端の人々や 学校の児童生徒に対しては、些末なルールを押しつけて、 「コンプライアンス」と称して、 とてもよいことのように喧伝されている。 バカバカしいことこのうえない。 そもそも「コンプライアンス」とは、 命令遵守ということで、事のはじまりからして、 独裁者に都合のいいコトバなのだ。 だから、命令される国民には、 「コンプライアンス至上主義」を押しつけるけれど、 命令する権力者は、「コンプライアンス」とは、 無縁と思っているだろう。
まゆの感想
昨今よく聞く「コンプライアンス」。
聞くだけでなく、仕事をしているとよく言われます。 「「コンプライアンス」遵守で」などと。 その縛りのおかげで、かなりの制約を受けることもあります。 企業の場合は、命令遵守というより、法令遵守の意味で使われ、 その「コンプライアンス」は、だいたいが、お客様からの、 クレームにならないこと、行政指導されないこと、などの観点から、 成り立っていて、過剰反応「コンプライアンス」も多く、 企業保護のための法令遵守、従業員を規則で縛る押しつけ 「コンプライアンス」という感じも受けます。 確かに、大事なことではあるでしょうが、 「え~こんなことも、コンプライアンス?」 などと驚く事ことも多いのが現状です。 そして、それを伝える方も、 「すいません、些末なこと言って…一応、決まりなもんで…」 などと恐縮され、現場は、その「コンプライアンス」に 振り回され(あちこちに確認しないといけないなど)、縛られ、 時間がとられ、思ったように仕事もできない、なんてこともあります。 にもかかわらず「結果を出せ」なんて言われることもあるし、 決して、働く者のための「コンプライアンス」ではないね、 と感じることもしばしばです。 その「コンプライアンス重視」のはずの企業や行政が、 ブラック企業化やデータ改ざんなどし、上層部のモラル欠如など、 指摘されることは、報道されることも多いですよね。 今日のことばのとおり、上層部は守らなくてもよく、 多くは無縁なのかもしれませんね、「コンプライアンス」は。 「コンプライアンス」って、いったい何なの~? などと、思うこの頃です。 池田さんは、こんなことも言っています。 「「コンプライアンス」は国民を戦争にかり出したり、 税金を取り立てたりするには便利だけれども、 小さな集団に適用するとデメリットのほうが大きい」と。 |
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