■2018年05月07日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
私は、しかります。 この春、やってきた新入社員。 右も左もわからなくて当然なのですが、 研修期間を疑うような不手際やミスを笑ってスルーできるほど、 私もほとけではありません。 ほめるなんてもってのほか。 パワハラ宣言と受け止められるかもしれませんが、 私は、しかります。 「ほめられて伸びる」。 しかし、それだけでは栄養が偏ってしまいます。 ほめることも、しかることも大事。 メリハリとバランス。 そして、やり方次第。 一番いけないのは、 「しかるのをやめましょう」 という短絡的なブーム。 しかる行為しべてを封じてしまう風潮。 私を憎むこともあるでしょう。 悔しいと思うこともあるでしょう。 三ヶ月後、いなくなっているかもしれません。 でも、私は叱ります。 いつか、ほめる日のために。(タレント)
まゆの感想
現在は「パワハラ」などの影響もあり、よかれと思って
しかっても、あとあと面倒くさいことになったりもするので、 これはしかった方がいいという場面でも、 なかなかしかれないことも多くなりました。 また、しかると すぐにすねたり、仕事を休んだり(辞めたり)する人、 自分が悪くても、キレる人も多くなった(ような気がするので) ここは、キチンとしかろうと思っても、 躊躇してしまうこともあります。 さらには、ほめて育てることがいいという風潮もあるし、 「私は、ほめられて育つタイプ」なんて自ら豪語する若い方もいて、 どうも「しかる」という行為は、 割りが悪いものとなりつつあるように感じます。 しかることは、しかる方にもかなりの負担がかかるとともに、 エネルギーもいります。 リスクもあります。 それが、本気であればあるほど。 でも、ふかわさんは「私は、しかります」 と宣言し、しかるときは、そのメリハリとバランス、 しかり方次第だと言ってました。 とても感動するとともに、私も、 しからなくてはいけないときには、 キチンとしかれる大人でありたいと思いました。 嫌われるとか、煙ったがられても、 これから人間同士の中で生きていく上で大切なことや 天につばするような行為には特に。 そして、その先のほめる日のために。 といっても、まだまだ私もしかられることもある身。 そんな立派なことは言えませんし、しかり方もうまく出来ないと 思いますが、試行錯誤しながらでも、 「私も、しかります」 |
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