■2018年05月02日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
掃除や洗濯などの身体を使った作業が面倒で、 なかなかやる気がおきないという人がいます。 永平寺では、身体を使って何かをすることを 総じて「作務」と呼びます。 作務はただの作業ではなく、尊い修行として大切にされ、 新米の雲水もベテランの老師も同じように取り組みます。 これらの作務を実際に行う時には、○○作務といように 必ず名前がつきます。 もっともポピュラーなものには「掃き作務」、他にも ガラス磨き作務、草取り作務、といったものから、 川作務、布団運び作務、オニギリ作務や食い作務、寝作務と いった冗談なのか本気なのかわからないものまであります。 生活の中でも何でもない作業にも 「作務」という名前をつけて呼ぶだけで、 修行として一生懸命大切に実践することができます。
まゆの感想
ベルギーに住んでいる雲水の星覚(せいがく)さんの
おすすめは、「日天作務」だそうです。 朝の決まった時間「日天」にする掃除のことだそうです。 掃除の開始時間を決めるだけで、取り組む姿勢も変わるそうです。 そして、作務を行う時、 「只今より○○作務をはじめます」 「これで○○作務を終わります。ありがとうございました」 と、挨拶と合掌一礼で取り組むといいそうです。 どんな作業も「作務(さむ)」ととらえ、 身体を動かせば、不思議と楽しくなり、 いろいろなことがうまくいくようになるそうです。 そっか~ いつもやっている家事作業や身体作業に、 「作務」をつければ、いいのね。 うん、確かに「日々行う尊い修行」と思えそうで、 やる気がでそうだ。 あ~あ、またやらなくちゃと思ってやるより、 「洗濯作務」「掃除作務」「植木手入れ作務」 となったら気合いも入りそうだし、 修行だと思えば、きっと丁寧にやるにちがいない。 これから、作務をつけて行いたいと思います。 そうそう、友人にこの話をしたら、 「孫(夫)世話作務」「介護作務」「ダイエット作務」 などなどが出てきました(笑) みなさまには、どんな「作務」がありますか? |
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