■2018年02月16日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
同じ話を繰り返させ、相手の戦意を失わせる。 こちらが一しゃべったら相手が十返してくる、 そんな口達者な相手だと、交渉は相当苦戦します。 圧倒的な言葉の量の差で、形勢は不利になってしまいます。 このような場合、なんとかして 考える時間をつくり出すのがよい作戦です。 自分が言葉を発するまでに時間がかかるのであれば、 その時間を捻出しましょう。(略) たとえば次のように言ってみましょう。 「申し訳ありません。私は理解力がないものですから、 どうしても全体像が見えません。 あなたの主張を正確に理解したいので、もう一度 はじめからゆっくり説明してもらえませんか?」 これは交渉です。 こちらが内容を理解し、同意しなければまとまりません。 相手は、最初から説明するしかなくなるでしょう。 この方法は、相手の気勢を削ぐ効果もあります。 最初に説明するときは、相手は 「説得するぞ!」と気合いを入れて臨むので勢いがあります。 しかし、同じことを2回説明する段になると、 どうしても戦意がにぶってきます。 その間にこちらで作戦を考えて、相手の気力が 削がれたところでばん回すればよいのです。 必ずしも相手のペースに合わせる必要はありません。
まゆの感想
その他、インターバル(休憩時間)をとるといいそうです。
たとえば、 「少し休憩させてください」 「緊急の電話が入っているので、1本だけ電話をかけさせてください」 「ちょっとトイレをお借りしてもよろしいでしょうか」 とくに、「いますぐサインしてください」とか、 「いま決めなければ、この話はなかったことにします」 などと相手が強引に迫ってきたときは要注意で、 必ず、インターバルをおいて、冷静になることが大切だそうです。 そして、 「本当に、今返答しなければダメなのか。 相手は本気で決裂させる気なのか」 を検討した方がいいそうです。 決して即答せずに。 多くの人は、即答を迫られると、 つい「イエス」と言う傾向があるそうですから、注意ですね。 弾丸マシーンで説得や決断を迫られてきたら、 まずは休憩をとり、同じ話をゆっくりしてもらいましょう。 その間に、こちらの戦略も立て直していきましょう(笑) |
|