■2017年12月20日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
小説家の友人から、こんな話を聞いたことがあります。 「物書きをしているんだ」と言うと、たいていの男性は、 「オレのことを書かないでね」と言うそうです。 自分のプライベートや恋愛を他人に知られるのがイヤなのです。 それに対して女性は、 「私のことをモデルに何か書いて」と言うといいます。 他人からどう見えているか知りたいし、物語の登場人物に なれることはとてもロマンティックな経験だと思うのでしょう。 こうした男女の自意識、自尊心について知っておけば、 会話で地雷を踏むことがなくなります。 一般的に男は、誰からも分析されたくないと思っています。 分析するということは、どこか「上から」の行為でもあります。 自分のことを「上から目線」であれこれ言い当てられる状況は、 男のプライドが許しません。 そのため、普段会話しているときも、彼女から 「あなって○○だよね」と言われるのを嫌います。 その内容が当たっていても、そうでなくても、 分析されること自体が我慢ならないので。(略) いっぽう女は、「言い当てられたい」「分析されたい」 という願望があります。 他人から「こういう人間なんだよ」と言い切られることで、 自分を発見したような気持ちになります。 そういう欲求があるからこそ、女性には 「占い好き」「心理テスト好き」が多いのです。 彼氏からも「君ってこういう人だよね」と言われると、 「私のことをわかってくれている」と嬉しくなります。 もちろん、それがまったく的外れだと、 「全然わかってない」という真逆の評価をされてしまいます。
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