■2017年10月19日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「日本の組織で、意見を言わない社員が多い」のには、 はっきりとした理由があるということです。 それは、以下のような社員の「思い」です。 「引っ込み思案だから、自分から声を上げるのはイヤだな」 「あえて自分が意見を出さなくても、誰かが出すだろう」 「意見を言うことで仕事が増えそうだから、面倒だ」 「間違っていたら、かっこ悪い」 「自己アピールをしているみたいで、かっこ悪い」 「〝能ある鷹は爪を隠す〟というスタンスの方がかっこいい」 「自分の意見など、必要とされていない」 これらの「思い」のほとんどは単なる「思い込み」です。 しかし、この思い込みがある上に、 「とくに尋ねられてはいない(意見を伝えるきっかけがない) から、なんとなく伝えない」となっているようです。 だから、 「それで○○さんは、どうしたい?」 と上手に水を向けるだけで、 自分の意見を明確に伝えてきたりするものです。 「どうしたいか」とストレートに問うことが、 「思い込み」を乗り越えて、自分の考えを出す 「きっかけ」になることがあるのです。
まゆの感想
「意見はありませんか?」
などと漠然と問うても、いろいろな思い込みから、 意見を言わないこと、言えないことはありますよね。 ここで言ったら、いろいろな意味で「まずい」 なんてこともありますしね。 そして押し黙ってしまう、ことになります(苦笑) 本当に意見を得たいときは上記のように、 「水を向けてみる」ことが大切だそうです。 その他、こんな方法も効果的だそうです。 ミーティングなどでは、 「この件に関して一言ずつ意見をもらいたいんだけど、 まず○○くん、どう思う?」 「週報会では、△△について意見を言ってもらうので、 その準備をしておいて」 など、指示をする。 また、最終的に部下から意見が出てきたときは、 そのリアクションに注意することが特に大切だそうです。 良い意見には、ちょっと大げさでも、 「それ、おもしろいね」 「さすが、視点がするどいね」 と、必ず、意見を肯定するひと言を返す。 もし取るに足らないような意見だったとしても、 「なるほどね」 「そういう考えもあるよね」 などと返答した上で、 「ところで、逆に△△の面からみたら、どうかな」 というように、思考を深めるための示唆をすること。 |
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