■2017年06月06日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
みにくいアヒルの子は、 自分はみじめなアヒルだと信じ込んでいます。 逃げ出したアヒルの子に驚いて、小鳥たちが飛び去っていったときには 「自分がみにくいから向こうに行ってしまったのだ」 と考えます。 狩猟犬が追いかけるのをやめたときには、 「きっとぼくがあまりにもみにくいから、 噛みつく気にもなれなかったんだ」と決めつけるのです。 みにくいアヒルの子は自分を卑下して、絶えず自分の欠点を 責めたり、自尊心を貶めたりします。 人によってはそれとは反対に、 自分を大きく見せようと、おごり高ぶる人もいます。 いずれにしても、事実に基づくのではなく、 思い込みで自分の心と対話したところで、 真の自分と向き合うことはできません。 大切なのは、決めつけるのではなく、 客観的に自分を見ようと務めることです。 自分の能力を低く見ることは、自信を持つことよりかんたんです。 だから、人は自分の本来の力を100%出し切れないのです。
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