■2017年01月23日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
自分にとって優先順位が高いことで、 相手にとって優先順位が低いことを懸命に説いたとします。 それがどんなにあなたにとって優先順位が高いことでも 相手にしてみれば、 「オレにとってはどうでもいいことだよな」 としらけてしまうだけです。 相手が自分とは同じ優先順位でないことは 把握しておかないといけません。 コンビニやファーストフード店。 店長にとって優先順位の第1位はきっと「利益」「売上」でしょう。 けれど、アルバイト職員にとってはそうではありません。 彼らにとっての利益だの売上だのの優先順位は極めて低いわけです。 じゃ、何が高いかっていうと、 「労力にあった時給なのかどうか」という1点ですね。 つまり「待遇」です。 店の売上が上がっても時給が同じだったら、 むしろ売上が上がることは忙しくなるわけだから、 バイトにとっては歓迎すべき状態じゃない。 もちろん相手が正社員でも同じです。 経営者と社員、あるいは上司と部下の間に、 Win-Winの関係が存在すれば、 説得もできいれば、説教もしやすい。 教えることだってやりやすい。
まゆの感想
誰かを説得するとき、何かを頼むとき、教えるとき、
優先順位が高いこちらの利益や望みだけを 一方的に話すと、相手にとって、 「Win-Lose」になってしまい、相手は 「こちらが損をすること、こちらが我慢することを 押しつけられている、頼まれている」 と感じ、反発しますし、拒否します。 仮に表面上は、頷いても。 だから、相手の利益や優先順位も考慮し、 「Win-Win」になるようにする必要があるということです。 もしくは、痛み分けになるようにバランスをとらないと、 話は伝わらないし、ひどい場合には、決別し、 その後の会話もできなくなってしまうことにもなるということです。 誰かを説得するとき、何かを頼むとき、教えるとき、 一方的に押しつけるのではなく、 相手の優先順位、メリットもみつけ、それらを尊重し考慮し、 それを与えるなどをしていくことが大切なのですね。 |
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