■2016年12月13日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
人生は「私」にこだわり過ぎると、苦しいものになります。 「私が、私が」という方は、 言い換えれば、「承認欲求」が強いということ。 常に、誰かに認められたい、自分の価値を知ってもらいたい、 さらにいえば称賛してもらいたい、と思っています。 そういう欲求が根底にあるので、いつも 「いかに自分が特別であるか」といったことを 言葉の端々に感じさせるような話し方をされるのだと思います。 ところが「本当にあなたはすごい人ね」と、 いつも褒めてくれる人は、なかなかいません。 実の親でもそこまではしてくれないでしょう。 しかし、人間は、本能的に 「自分の存在を認めてほしい」という欲求をもっています。 ですから「承認欲求」そのものは決して悪いものではありません。 しかし、強すぎると、人間関係を悪くしてしまいます。 欲求が満たされないと、人はストレスを覚えます。 つまり、苦しくなります。 だから、承認欲求が強ければ強いほど、 人生も苦しくなっていくのです。(略) もし今、あなたが人生で苦しんでいるなら、 「私」への強いこだわりをいったん手放してみましょう。 そうすることで、素顔の「私」に出会えるかもしれません。
まゆの感想
高木 慶子シスターは、「私が、私が」という主張や、
承認欲求が強い人は、 ○他者への共感がうまれにくく、 周りから疎んじられることが多くなる ○欲求が強いので「出る杭は打たれる」になりやすい ○「身の丈」を知らないので周りに迷惑をかける (しかし、それに気づかない) ○できないことを「できる」と言い張り、かえって 混乱を招くことが多い などの特徴があり「認めて欲しい」 と強く願っているのに、逆の状態になりやすいと言っています。 「承認欲求」は、それが、達成されると、 万能感が体中を駆け巡り高揚感があるといいますが、 それがない、あるいは否定されると、怒りや絶望感を感じたり、 もっと目立とう、もっと自己主張しようと、背伸びしようと 無理をしがちだということです。 「自分を見て、認めて、わかって、褒めて、すごいっていって~」 という欲求が強いと辛いことになるかもしれませんね… |
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