■2016年12月05日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
カウンセリングの場で検証された結果によれば、 自己受容と他者受容は並行して進むことがわかっています。 つまり、自分を受け入れられるようになるにつれて、 他者も受け入れられるようになります。 人が自分に冷たく当たる、周りに攻撃的な人が多いなどと、 他者に対して否定的で、愚痴ばかりこぼしていた人も、 自己受容ができるようになると、周りの人たちの よい点にも目が向くようになります。 自己受容ができていれば、人に対して疑い深くならずに、 人のことを信頼できるようになります。 逆に、自分はダメだ、何をやってもうまくいかないという 思いが強く、自己受容ができていないと、疑いやすくなり、 被害感情を持ちやすい。 人のちょっとした言動に過剰に反応し、 「バカにしている」「嫌われている」「軽く見られている」 「見下された」などと被害感情を持つ傾向が見られます。
まゆの感想
この本では、さらにこう続けます。
「相手が心配してくれて、親切のつもりでアドバイスしてくれても、 「なに、あの優位に立ってものを言う態度は。いい気になって」 などと反発します。 自信のなさによる「見下され不安」が刺激されてしまうのです。 人の言葉や態度に裏があると疑うのも、自分に自信がないからです。 人の目が疑わしく感じられるのは、本人自身の問題であることが 多いのです」 自己受容とは、自分のことを自分で受け入れているかどうか、 自分のことを認めているかどうか、嫌っていないかどうか、 ということですが、実感として自覚しづらいですよね。 もし今の自分が、他の人に対して、やたらと攻撃的だったり、 何でも疑ったり、批判的だったり、他の人のよさを認めたり、 感謝もできず、どうして自分ばかり…と被害者意識があるなら、 自己受容が弱っているか、できていないのかもしれません。 そして、そんな自分自身に困ったり、怒りを持ち、 自分の中で、必死で、自分と戦っているかもしれません。 もしそんなことに気がついたら…そんな今の自分に、 「とてもがんばっているね、自分。 ごくろうさま、偉いよ、ありがとうね」 と、ねぎらいのことばをかけてみてくださいね。 誰が認めてくれなくても、自分のがんばりを認めていきましょう。 |
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