■2016年05月19日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
順風満帆のまま過ぎていく人生などありません。 仕事でつまづくことも、人間関係で悩むこともあって当たり前です。 こころもからだも動かなくなったら 「今日一日だけ」と考えるのです。 「今日一日だけ会社で明るくふるまってみよう」 「今日一日だけ友人を思い、素直に謝罪の言葉を投げかけてみよう」 今日一日だけなら、こころもからだも動かないはずはありません。 その結果、「何とかやれたじゃないか!」という あなたがいることに気づくのです。 そうしたら、次の日をまた 「今日一日だけ」という気持ちで過ごすのは、 そんなに難しいことではありません。 八方ふさがりの状況をすっかり解決する「妙案」を あれこれ考えあぐねていては、闇は深くなるばかりです。 「今日一日だけ」の思いで、踏み出すことです。 お大師様は実践の大切さを説いています。 踏み出せばこころもからだも動き始めます。
まゆの感想
これからこんなことを毎日していかねばならないのか…
これが毎日なんてああ辛い、嫌だなあ、どうしようか… と考えはじめると、イヤになってきてこころも萎えますよね。 どうせ、やらなければならないことなら、あれこれと考えず 「今日1日だけやってみよう」と考えられたら、 何とかその日だけは、できそうな気がします。 池口さんは、高野山での荒行、前人未踏の「百万枚護摩行」 (1日8時間の護摩行を100日間ぶっ通しで行なう)」を 成満した方で、有名になった方ですが、(その後、 朝鮮総連中央本部の落札して評判を落としてしまいましたが) このような修行をするとき、 「とにかく今日一日だけやってみよう」と自分に言い聞かせて 実行してきたそうです。 こう考えて。 「托鉢にでるのが、わたしには嫌でたまりませんでした。 しかし、行者としての道を歩くことを決意したからには、 托鉢にでないわけにはいきません。(略) 人々から相手にもされず、人間としての扱いさえもされない 失意と屈辱の日々。 この先、いつ終わるとも知れない托鉢の毎日が続くと思うと 心が萎え、からだが動かなくなります。 しかし「今日一日だけ托鉢にでよう、そう、今日一日だけ」と、 考えたら、まったく別の心持ちになれたのです」 この一日を積み重ねていけば、 きっと自信も実績も積み重なっていくのだな、と思いました。 |
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