■2015年10月26日の「今日のことば」■

「今日のことば」

気持ちはわからなくても、
察することができるものが、ちゃあんとあるのです。

それは「立場」。
これなら気持ちと違って、かなりの部分を客観的に
推測できるからオススメです。

人の意見や行動はその人が置かれている立場によって変化します。
言い換えれば立場はその人の発想や発言をあるときは制約し、
あるときは方向付けします。
だから相手の立場がわかって、その立場から推察すれば、
相手の気持ちなんて読めなくても、
ある程度相手の意向に沿った対応も可能になってくるし、
相手が持ち合わせている規格もわかるのです。

「気持ち」ではなく「立場」になって考えてみましょう。
自分が相手の立場だったらどう思うのか。
相手の立場だったら、どの程度の知識は持ち合わせているか、
どういうことがメリットになるか、というように
考えていけばいいんです。

		出典元	『立場』『比喩』『具体』これだけでＯＫ！人生を変える「伝える」技術　３つのカギ
		おすすめ度	※おすすめ度について
		著者名	後藤 武士

まゆの感想

気持ちはわかればわかるにこしたことはないと思いますが、
人の気持ちは複雑なので、わかっているような気になっても、
実はわかっていないことの方が多いように感じます。
また、気持ちは想像出来にくいように思います。

そんな時には、立場からみるといいのですね～
なるほど、「立場」からその人をみると、
「ああ、この立場なら、こう言わざるを得ないな」とか、
「この立場なら、こう言いたくもなるだろうな」などと、
わかることもありそうです。

逆に、自分のことをわかってもらいたいときには、

「私の気持ちになってみてよ」

と訴えるより、

「私の立場になってみてよ」

と訴えた方が、はるかにわかってもらえるかもしれません。
相手の立場を考える、こちらの立場を考えてもらう、
どちらも、試してみる価値ありそうです。