■2015年04月14日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
(多くの方の)悩みを聞いている中で、
分かったことがあります。 それは、悩みというのは、 自分が何に悩んでいるかがハッキリすれば、 ほとんど解消されるということです。 逆に、自分が何に悩んでいるのか、 悩みの原因が分からないから、必要以上に不安になったり、 腹を立てたり、疑心暗鬼になったりしてしまうのです。 例えば体調が悪い時、自分が何の病気かわからないとますます、 不安になり、ひょっとしたら深刻な病気じゃないだろうかと 悪い考えが頭をめぐってきます。 そんな時、病院に行って診察を受けて、胃炎だとハッキリすると、 もう、あれこれと思い悩む必要はなくなります。 あとは、治療だけです。(略) 悩んでいる時、少し落ち着いて、 自分が何に悩んでいるかを振り返ってみましょう。 なんだ、こんなことに悩んでいたのかと気持ちが軽くなって、 解決の方法がはっきりして目の前が開けるものです。
まゆの感想
さらに、こんなことも言えるそうです。
「私たちは一つ嫌いになると、全部が嫌になることがあります。 でもそれは、一本の木が嫌いだからといって、 その木が生えている山全体が嫌になって、 その山にあるモミジやクリやシイタケ、ドングリ、 小川のせせらぎ、鳥のさえずり、たくさんの 素敵なものを捨ててしまうようなもったいないことです。 山全体が嫌いなのではなく、 一本の木が嫌いなだけだと分かれば、 全部を捨てなくても済みます」 ああこれが恐かったんだ、これが嫌いだったんだ、 と、悩みの原因が分かると、すっと気持ちが落ち着き、 それなら、こうしよう、こうしてみよう、 と、解決策も見つかりやすいように思います。 また、たった一つのことが嫌な原因なのに、 その原因が分からないと、全部を否定することにもなりがちで、 それでは、たった一つのことで、すべてを失うことにも なりかねず、確かにもったいないですよね。 悩みにただ振り回されるより、 自分の心の中の原因と向き合ってみる方が、 解決が早そうだと思ったしだいです。 |
|